松下由樹の銀河鉄道999「怖いは褒め言葉」

2019.5.9 06:00

「永遠の命ってなんだろう。限られた命だからこそ美しい。次の世代へ紡いでいくのも、永遠の命なのではないかと思った」と、松下

(写真3枚)

舞台『「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠』が5月10日から、「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)で上演。女優・浅野温子が体調不良で降板し、代役としてプロメシュームを演じる松下由樹が役柄について語った。

映画やアニメでは描かれない、主人公・鉄郎と旅するメーテル、宇宙海賊のクイーン・エメラルダスが機械帝国の女王である母・プロメシュームと向き合い、対決する様を描くオリジナルストーリーの同作。松下の代役が決まったのは東京公演の約1カ月前だったが、迫力ある役を演じきったと評判だ。

周囲からは「怖いって。その後、褒め言葉ですって気を遣って、みなさん言ってくださいます。ですが、プロメシュームを演じるに当たって怖くみせてやろうというのはなく、必然なんです。本来なら倒せない相手で、そのかなわない相手が母であるという。ほかの登場人物の心の機微を活かすためにも、歩いているだけでも高い壁のように。そうせざるを得ない」と、松下は説明する。

幼い頃好きだった『銀河鉄道999』を読み込み、「プロメシュームは機械化人間で怖い女王で、冷徹なところでしか描かれていない。しかし、もとは生身の人間でやさしい母親だったということを意識して、親子関係が築けたらと思いました。惑星やみんなを守るためには機械人間にならざるを得なかった1人の女性なんだろう」と、役柄を膨らませていったという。

「「鉄郎って中川晃教さんしかできないんじゃないかって思わせてくれる」と、主人公についてもトーク
「鉄郎って中川晃教さんしかできないんじゃないかって思わせてくれる」と、主人公についてもトーク

娘役であるクイーン・エメラルダスの凰稀かなめについて「格好良いと同時に、とてもチャーミングな方。実際にお話する機会はほとんどなかったのですが、勝手に愛情が湧いてきて。メーテル役(木下晴香・伊並杏樹のWキャスト)も、みんなかわいいな〜って思えてしまい、自然と母の感情が湧き起こりました」と、笑顔で語った。中川晃教が主役・星野鉄郎役を演じる同公演は12日まで開催され、S席12000円ほか。

舞台『「銀河鉄道999」さよならメーテル~僕の永遠』

日程:2019年5月10日(金)~12日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席12000円、A席9000円、B席5000円

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