京の上賀茂神社に、湧水のコーヒー処

2019.5.11 07:00

神山湧水珈琲「煎」は、日本の風土に合うコーヒーとして開発。和菓子とも合う味わいに

(写真5枚)

世界遺産・上賀茂神社(京都市北区)に、神山から流れくる名水で作るコーヒーのお休み処「神山湧水珈琲 煎(こうやまゆうすいコーヒー せん)」がオープンし参拝客に好評だ。2600年の歴史のなか、初の常設お休み処がコーヒースタンドとなる。

こちらでいただけるのは、ご祭神、賀茂別雷大神が降臨したとされる神山から流れくる名水「神山湧水」で淹れたコーヒー。「味の素AGF」による式年遷宮記念文化事業(2015年から実施)の一環として、同社が水に合うよう開発したブレンドをイベントで提供し、参拝客から人気だったことから実現した。

「上賀茂神社の歴史を表しました。2600本という数を目の当たりにすることで感じるものがあれば」と、長谷川豪さん
「上賀茂神社の歴史を表しました。2600本という数を目の当たりにすることで感じるものがあれば」と、長谷川豪さん

「昨年の夏は猛暑でしたから、参拝の方々に自由に憩ってもらえる場をつくりたかったんです。ここで休憩してから、広い境内をゆっくりめぐっていただけたら」と、上賀茂神社の田中安比呂宮司。そのため、休憩スペースの「憩いの庭」は新進気鋭の建築家・長谷川豪さんに依頼し、立ち寄りたくなる空間デザインに。

円形に組まれたヒノキの縦格子の側面はベンチとなり、「外側はヒノキの皮を残し、ここにある木々となじませ、直径18mの巨木の切り株のように見せます。内側は白木と白砂によって、明るく清らかな別空間を」と長谷川さん。2600年以上に渡る歴史を表現するため、2600本のパーツが使用され、歴史と現代の融合が試みられている。

料金はホットとアイスがあり、各400円。平日は約100杯、週末には250杯ほど注文され、とりわけアイスコーヒーは水のおいしさが感じられると評判だそう。上賀茂神社の門前菓子として知られる、「葵家やきもち総本舗」のやきもち2個とコーヒーのセット650円も。営業は10時から16時まで。

取材・写真/宮下亜紀

「神山湧水珈琲|煎」

2019年4月10日(水)オープン
住所:京都市北区上賀茂本山339 上賀茂神社内 憩いの庭及び社務所横
時間:10:00〜16:00・無休

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