松尾スズキが話す、劇団☆新感線との違い
2019.4.25 7:00

俳優や演出家など各方面で幅広く活躍する松尾スズキが、自らプロデュースする劇団・東京成人演劇部を発足。比較的小さな劇場を中心に全国6カ所で旗揚げ公演をおこなう。大阪で会見をおこなった松尾が、その思いを話した。

劇団☆新感線と違いは、「趣味と音楽性。宮藤の芝居を観てるとロックが好きなんだなと思うし、いのうえさんの芝居を観てるとヘビメタなんだなと思う。その違いは大きいと思う」と話す松尾
劇団☆新感線と違いは、「趣味と音楽性。宮藤の芝居を観てるとロックが好きなんだなと思うし、いのうえさんの芝居を観てるとヘビメタなんだなと思う。その違いは大きいと思う」と話す松尾画像一覧

宮藤官九郎や阿部サダヲらが所属する劇団・大人計画の主宰でもある松尾。「昔は、100人観て3人くらいがおもしろがってくれればいいや、とやさぐれた気持ちでやってた。いまでは100人中100人に伝われって思うし、それは1000人でも同じ。伝えることと興行の責任を負う怖さがある」と話す。

今では本公演をおこなえば、大ホールを埋め尽くすほど人気を集める大人計画。「ただ、1000〜2000人に慣れちゃうと新感線になっちゃう。やっぱり、いのうえさんは強いなって思いますね」と、2014年に『大人の新感線』で共演した劇団☆新感線の演出家・いのうえひでのりと比較し、「僕はどこかもろいんですよね。そのもろさを受け止めてくれるキャパの劇場で芝居をやりたいというのが本音の本音」と打ち明ける。

「100人のうち3人に伝われば良いって若いときは思っていたんですけど、それも錯覚で。100人のうち3人にしか伝えきれてないけど、それで満足しようってしてたのかも知れない。昔そう思ってたのはちょっと言い訳だったような気がしますね。ただ過激なことがやりたかったみたいな」と振りかえった松尾。

今回は改めて、「150人くらいに伝わる小さな表現も忘れたくない」と、女優の安藤玉恵と2人芝居に挑戦する。大阪公演は7月27日〜29日で、同日オープンする新しい劇場「10hall」(大阪市中央区)にて上演。チケットは当日6000円(全席自由)。

舞台『命、ギガ長ス』

日程:2019年7月27日(土)〜29日(月)
会場:10hall(大阪市中央区城見1-3-50)
料金:当日6000円(整理番号付き自由席)
電話:06-6957-2098
URL:http://matsuo-suzuki.com/

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