みさき公園、南海電鉄が来春に事業撤退

毎年大勢の人が足を運ぶ、「みさき公園」のナイトズー
「南海電鉄」(大阪市中央区難波)が26日、2020年3月末に約62年間取り組んできたレジャー施設「みさき公園」(大阪府泉南郡岬町)から事業撤退することを発表した。
1957年に開園し、動物園やイルカショーを中心に、アトラクションやヒーローショーなど、ファミリー層に人気を博した同園。大型レジャープール「ぷ〜るらんどRiO」を開設(1987年)後、1989年度には年間来場者数が約72万人を記録した。
しかし、それをピークに来場者数は減少。「レジャーの多様化により、年間来場者数の減少傾向が続いており、2017年度はピーク時の半分の約36万人にまで減少しております」と同園は説明する。
アニメ『けものフレンズ』とのコラボや、2009年、2014年には新施設を導入するなど対策をとったものの、減少傾向に歯止めがかからず、2017年度決算で約33億円の減損損失を計上。今回の判断となった。

大阪府内には、「PLランド」(1989年閉園)「さやま遊園」(2000年同)「エキスポランド」(2009年同)など過去いくつかもの遊園地が登場したが、時代の流れとともにその数は減少。現在は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)、「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)を含む3つを残すのみだ。
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」(公園・遊園地・テーマ—パーク 都道府県別)によると、2001年には9施設で年間売上高103億9千万円だった大阪府。2017年には4施設で売上高は738億3千万円と、この15年ほどで7倍以上に伸びている。
インバウンド需要もあり観光客は増加の傾向にあるものの、その波に乗れるかは運営の手腕が問われるところ。同園は今後について、「地元地方公共団体である岬町と十分に協議をおこなう」という。
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