竹内アンナ「とにかく面白いことしたい」

「この半年でインプットや聴く曲の幅も広がった」(竹内アンナ)
──2枚目となるEP『at TWO』は、ラップ的なアプローチやエレクトロなダンス・ミュージックの要素を取り入れた楽曲もあって、全体的に前作以上にアッパーな仕上がりです。
1曲1曲でジャンルやサウンド感もバラバラなものを詰め込めたし、1枚目とはまた違う竹内アンナのサウンド感を楽しんでもらえたらなと思って作りました。
──1曲目に収録されている『TOKYO NITE』のようなラップは、以前からやってみたかったことですか?
前作でTLCの『No Scrubs』をカバーしたときに、初めてラップをやることになって。母がTLCをすごく好きだったから「それ、ラップじゃなくてお経だよ・・・」と言われるくらい、最初はできなくて(笑)。ひたすら原曲を聴いて、歌詞も読み込んで、ラップを自分のなかにインプットして、今回の曲ではこの感情を表現するにはきっと言葉を畳みかける方がいいんだろうなと、新しい表現方法のひとつとしてラップを入れてみた感じですね。この曲は、これから新生活を始める人とか、新しいことにチャレンジする人に届けばいいなと。
──2曲目の『Free! Free! Free!』は、さっきもお話しに出たように、アコースティックギター+エレクトロな新境地で。
すごく振り切った曲になりましたね。もともとエレクトロな音楽はよく聴いていたんですけど、実際に曲にすることはなかったので、今回は初めてトラックメイカーの方と一緒に制作しました。エレクトロな楽曲は、アコースティックな楽器が入ってくるとモタッとしてしまう感じがあって難しいんですけど、どちらもいいバランスで前に出せているんじゃないかなと思います。
──3曲目の『ベチュニアの花』は、逆にギターと歌だけで聴かせるシンプルな曲です。
中1からギターを弾き始めて今年で8年目くらいなんですけど、この曲では今までにインプットしてきたさまざまなエッセンスを出せているかなと。
──そして、4曲目の『Sweet Child O’ Mine』はガンズ・アンド・ローゼズの名曲カバーですが、この曲は2018年に『SXSW』に出演した後に米国の7都市を回るツアーで演奏したときにも各所でかなり反応がよかったそうですね。
初めはライトな気持ちで、みんな知っているだろうし、やってみようかみたいな感じだったんですけど、いざやってみるとバカウケでした(笑)。サビの部分とか、みんな私よりも大きな声で大合唱していて、会場にいた若い人からオトナの方までみんなが一緒になって歌っていたから、改めてこの曲が持つパワーを感じましたね。その経験もあって、ぜひもう一度歌いたいなということでカバーさせてもらいました。
──AOR的なテイストも感じられた1枚目とは、また違った顔をみせた全4曲になっています。
1枚目をリリースした後、いろんな方にお会いする機会が増えて、「アンナちゃん、それを聴くならコレも聴いてみなよ」という感じで新しい曲をオススメしてもらうことも多くて、この半年の間にインプットや聴く曲の幅も広がったことで、やりたいこともたくさん増えたんです。1枚目は今までにずっとやりたかったことを形にした作品でしたけど、今回の2枚目はその半年という短いスパンのなかで出てきた新しいアイデアをドンと詰め込めたような感じです。

──ちなみに、最近出合った音楽で特に印象深かったものは?
最近だと、ちょうど東京にいたときにライブを観に行ったジ・インターネットとか、トム・ミッシュもすごく好きですね。私と年齢が近いのに、「こんなことまでできるんだ!」という才能に溢れたアーティストがたくさんいるので、そういう人たちから刺激をたくさんもらっています。
──そのあたりからの影響がダイレクトに反映されてくる今後の動きも楽しみですが、直近では4月7日に心斎橋のライブハウス「Music Club JANUS」(大阪市中央区)にてワンマン公演が予定されています(東京は12日に「O-nest」、25日に「SPACE ODD」)。
今回は初めて、フルバンド編成でお届けします。ご一緒させていただくミュージシャンもみんな素晴らしい方ばかりなので(ベース・名村武、ギター・谷川正憲、キーボード・渡辺シュンスケ、ドラム・岡本啓佑)、前回のワンマンからさらにステップアップしたライブを楽しんでもらえたらと思っています。
竹内アンナ
2nd E.P Release Live『at TWO』
出演:竹内アンナ、名村武、谷川正憲(UNCHAIN)、渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)、岡本啓佑(黒猫チェルシー)
日時:2019年4月7日(日)・16:00〜
会場:Music Club JANUS(大阪市中央区東心斎橋2-4-30-5F)
料金:3500円(ドリンク代別途要)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 13時間前 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 14時間前 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
NEW 2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00