改装されたJR安土駅前、観光誘致に意欲

2019.2.19 17:00

式典に参加した、らんまる君、徳川家康、小西理市長、織田信長(左から、17日・JR安土駅前)

(写真3枚)

JR安土駅(滋賀県近江八幡市)の駅前広場やロータリーの整備工事がほぼ完了したことを記念する「JR安土駅オープンイベント」が、17日に開催。多くの人が訪れ、便利になった安土駅前周辺の完成を祝った。

1914年に設置された安土駅は、老朽化によってリニューアル工事が実施され、2017年に新駅舎が完成。そこからさらに駅の利便性を向上させるため、市が駅前の整備工事をおこなってきた。

完成した安土駅前は、南北を結ぶ長さ58メートルの自由通路や、北口・南口各ホームにエレベーター、エスカレーターも設置してバリアフリー化を実現。なかでも北口側は、「駅から始まる信長ふぁんたじい」として、外装には六角形があしらわれ、配色も朱色を使い安土城がイメージされたものになっている。

北口側の外装は安土城の天守閣をイメージして朱色を配した八角形の塔。北側1階部分には観光案内所(17日・JR安土駅前)

式典で近江八幡市の小西理市長は、「来年、大河ドラマ『麒麟が来る』では安土周辺が舞台となる。全国からたくさんの方が観光に来ていただけるよう、地域観光交流を重ねますます魅力のある安土にしていきたい」と意欲を見せた。

駅前と周辺の会場ではこの日、信長出陣太鼓の力強い演奏や戦国武将の衣装をまとった約40人の信長隊安土衆らによるおもてなしがおこなわれ、大盛り上がり。来場者も多いに楽しんだ様子だった。

取材・写真/岡田由佳子

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