東京パラへ二人三脚、神戸の姉妹に密着

2019.2.1 18:00

神戸市に住む高校3年生・友野有理さん(左)と姉の稜子さん © ytv

(写真2枚)

2020年の『東京パラリンピック』出場を目指して、支え合う姉妹がいる。神戸市に住む高校3年生・友野有理さんと、大学生で姉の稜子さん。その2人を追ったドキュメンタリー番組が2月1日、読売テレビで放送される。

現在、兵庫県立伊川谷高校3年生の有理さん。5歳で卓球を始めた彼女は、これまで全国大会には5度も出場するほどの実力の持ち主。今や日本を代表する伊藤美誠選手や平野美宇選手とは同級生で、試合会場でよく顔を合わせていたという。

しかし、小学5年生のとき、試合中に脳梗塞に見舞われ、3日間意識不明に。一命は取り留めたものの、右半身に麻痺が残った。それでも有理さんは卓球を諦めきれず、中学2年で利き手を右手から左手に替え、障害者卓球に挑戦することを決意する。

そんな有里さんをサポートするのが、姉の稜子(りょうこ)さん。彼女自身も全国大会の出場経験(中学)はあるものの、現在は卓球をやめて大学で理学療法を学びながら、妹のコーチに。生死の淵から這い上がった妹の夢を叶えるべく、全力でサポートしている。

姉・友野稜子さん(左)と妹・有里さんの幼少期の写真 © ytv

10月にはパラリンピックの前哨戦となる、世界の上位12人が競い合う4年に1度の『世界選手権』(スロベニア)に出場した有里さん(当時、世界ランキング17位)。リオ銅メダリストから大金星を上げるなど、堂々の6位入賞。パラリンピック出場への夢に一歩近づいた。

そんな有里さんと稜子さんだが、今後別々の道を歩むことに。有里さんは日本体育大学の卓球部に入部し、東京で寮生活となり、稜子さんは理学療法士の資格取得のためアメリカへの留学を計画している。遠距離になっても、2人の二人三脚は続く。番組ナレーションは、2018年に現役引退を発表した福原愛が担当。この模様は2月1日・深夜2時18分から放送される。

読売テレビ『卓球ガールズ~利き手をかえ姉と挑む東京パラ五輪~』

放送:2019年2月1日・深夜2:18〜3:18

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