天守閣のない明石城400年、特別公開

2019.1.13 10:00

JR明石駅のホームから見える「明石城」(提供:明石観光協会)

(写真3枚)

2019年に築城400年を迎える「明石城」(兵庫県明石市)で12日、JR西日本による『ちょこっと関西歴史たび』の関連イベントがスタートした。

現在の「明石公園」が城跡にあたる「明石城」。織田信長と徳川家康を曽祖父にもつ小笠原忠政が初代城主で、宮本武蔵が明石の町割りをおこなったと伝わる。築城以来、天守閣が一度も建てられなかったというユニークな歴史があり、現在も2つの櫓が残る。

キャンペーン期間中は、普段は非公開の坤櫓(ひつじさるやぐら)の内部をガイド付きで見学できる(要予約)ほか、明石公園に隣接する「明石市立文化博物館」では、甲冑や刀剣など初公開を含む貴重な明石城関連資料が展示される。ほかにも、まち歩きガイドツアーや歴史講演会などイベントが目白押しだ。

オープニングセレモニーで明石城をPRする泉房穂明石市長(左から5人目)ら
オープニングセレモニーで明石城をPRする泉房穂明石市長(左から5人目)ら

1月11日の内覧会で、泉房穂明石市長は「お城があるのは、歴史があるまちということ。つまり、長年その地で人が営みを続けてきた証。築城400年のメモリアルイヤーに、明石の宝である明石城を発信していきたい」と話した。期間は3月22日まで。詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/合楽仁美

「ちょこっと関西歴史たび 明石城」

期間:2019年1月12日(土)~3月22日(金)
会場:明石城(明石公園)、あかし市民広場、明石市立文化博物館ほか
電話:078-918-5080(明石観光協会)

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