カフェのような漢方の店、大阪に登場

2018.12.5 11:00

店頭には20種以上の漢方がラインアップ。気軽に体調相談ができるよう、白石さん(右から2人目)はじめ漢方に精通した先生のカウンセリングもおこなわれる

(写真2枚)

中国を起源に日本で発展した漢方薬。現在は粉末や錠剤で飲むが、元は生薬を煎じてお茶のようにして飲むスタイルだ。そんな漢方ドリンクを気軽に飲める専門店が、大阪の「なんばスカイオ」(大阪市中央区)に登場した。

「葛根湯ってお湯って書いてるでしょ。煎じ薬なんです。木の根っこなどをグツグツ煮てね。ただしその水分を飛ばして粉末などにすると一部の成分が飛んでしまう。だから、うちは本格的な煎じ薬にこだわっている」と語るのは、薬剤師の白石光彦さん。2018年10月にオープンした漢方ドリンク店「KAMPO煎専堂 光る堂薬店」の代表で、新しい漢方のスタイルを提唱する。

二日酔いに効果のある「五苓散料(ごれいさんりょう)」や、虚弱体質の人に向けた「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」など、取り扱う漢方の効能はさまざま。店頭でスタッフと相談して漢方煎薬を選び、ティーバッグに入った漢方から電子レンジを使ってセルフで煮出す。1杯350円(税別)。

電子レンジで煎じられるよう「刻み方や加工の過程で工夫をし添加物などは一切加えていない」という
電子レンジで煎じられるよう「刻み方や加工の過程で工夫をし添加物などは一切加えていない」という

白石さんは、「通常だと煮立たせて抽出するのに時間がかかるところを、成分も変わらず5分で作れるようになった。カフェ形式のお店でゆっくりくつろいでもらいたい」と話す。暴飲暴食の機会が増える年末年始。体調管理の救世主となるかも知れない。営業は朝10時から夜9時まで。

「KAMPO煎専堂 光る堂薬店」

2018年10月17日(水)オープン
住所:大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ6F
営業:10:00〜21:00
電話:06-4395-5581

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本