芦屋の子どもたちがグルメな理由とは?
2018.12.7 12:00

ヨーロッパでは、ソーセージやベーコンなどに添加物を使用しないことを話す楠田シェフ
(写真4枚)
「味覚の授業」は、フランス発の食育の取り組み
「味覚の授業」は、1990年にジャーナリストで料理評論家のジャン=リュック・プティルノー氏とパリのシェフたちが一緒になり、フランスで食育学習の場「味覚の一日」を開催したことがもとになっている。日本では2010年に「味覚の一週間」がスタートし、「味覚の授業」はその一環。2017年は全国で239校が実施しており、芦屋市だけが公立小学校全校で取り組み、食育カリキュラムとして毎年授業をおこなっている。

子どもの食育に前向きなシェフたちがボランティアで参加する授業は、味の基本となる「塩味」「酸味」「苦味」「甘味」、そして日本ならではの「旨み」を、五感を活用して味わう体験授業をベースに、シェフの得意分野でアレンジされる。フランス料理「メゾン・ド・タカ芦屋」の高山英紀シェフやイタリア料理「オステリア・オ・ジラソーレ」の杉原一禎シェフ、京料理「たか木」の高木一雄シェフらがプロの技を披露し、授業は大人も受けたくなるような内容だ。
授業が終わって、楠田シェフが6年生と給食を食べるために教室を訪れると、あっという間に子どもたちに取り囲まれて質問攻め。なかには「(お店の商品は)高いの?」とストレートに聞く子もいて、シェフは笑顔が絶えなかった。「味覚の授業」は、一流シェフから味の基本を学び、それを言葉で表現するという体験だけでなく、新しい食の味わいとの出会いや、地域で働くシェフと子どもたちとの交流の機会にもなっている。
取材・文・写真/太田浩子
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