奈良で手作り鹿グッズの祭典、作家に刺激

2018.11.6 21:00

2017年開催時の会場風景 写真/いずみゆか

(写真8枚)

今年で5周年を迎える、鹿のモチーフだけを集めたアート&雑貨展『ならしかの休日』。告知方法がフライヤーとSNSのみにも関わらず年々来場者が増え、新聞や雑誌に取り上げられるなど話題を集めている。

「奈良の鹿愛護会」が定めた『鹿の愛護月間』の11月に奈良市内で例年会場を変えて開催される同イベント。すべての作品がクラフト作家の手作りなので、この世でひとつだけの鹿グッズを手にする事ができると人気だ。

イラストレーターで主催者のmittoさんは、「熱い鹿への想いだけで始めました。ただの雑貨イベントではなく、既製品にはない手作りの魅力や作家さん個人の魅力を感じてもらえるよう、ディスプレイや雰囲気づくりにこだわっています。そこから鹿を体感して欲しい」と話す。

鹿好きな作家のなかには、このイベントのために毎年新作を作る人がいるほど、その熱量も魅力のひとつ。4回目の参加になるというビーズ刺繍アクセサリー作家のFairytaleさんは、「同じ作家さんでも毎年違う作品なので、刺激になる。年々イベントが育っていくのを感じているので、今後どうなっていくのか楽しみ」とイベントの成長に期待する。

ビーズ刺繍アクセサリー作家のFairytaleさんの作品。参加当初から作っているという「鹿のブローチ・ぴょん鹿」と新デザインの「鹿の角のイヤリング&ピアス」
ビーズ刺繍アクセサリー作家のFairytaleさんの作品。参加当初から作っているという「鹿のブローチ・ぴょん鹿」と新デザインの「鹿の角のイヤリング&ピアス」

会場では鹿そのものに限らず、鹿せんべいや鹿のフンをモチーフにしたユニークなグッズや鹿の子模様のデザインなど、鹿に関するあらゆるものが作品化。SNSを見て「この作家の作品が欲しい!」と来場する人が多いとか。今年は11月9日~13日・昼11時〜夜7時まで(最終日は6時まで)。会場は「雨の日製作所」(奈良市芝辻町)にて。

文/いずみゆか

『ならしかの休日 vol.5』

日程:2018年11月9日(金)〜13日(火)
時間:11:00〜19:00(最終日は〜18:00)
会場:雨の日製作所(奈良市芝辻町4-6-16)

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