三浦春馬「今まで触れてこなかった感情」

2018.10.26 17:00

演じる青年役について「行動は理解できません。自分の気持ちをどう近づけるか」と難役への挑戦を楽しんでいるよう

(写真4枚)

三浦春馬が主演をつとめる舞台『罪と罰』が、新春早々に東京と大阪で上演。英国人演出家フィリップ・ブリーンと再タッグを組む本作について10月26日、三浦が大阪市内で会見を開いた。

『地獄のオルフェウス』(2015年)で共演した大竹しのぶも魅せられた演出家・フィリップ。三浦は、「私たちの実体験や稽古場で芽生えた感情を大切に見つめてくれる演出の仕方をされてる。そこに流れる時間がとても心地よくて、彼の話をいつまでも聞いていたいとすら思わせる稽古期間なんですよね。今回この難作をどこまで深く掘り下げていけるのか、フィリップにも、自分にも期待して、しっかりやっていければ」と意気込みを話す。

また、「ある先輩が、『プレイヤーって演出からもらえる魔法のような言葉が欲しいし、良い影響をもたらすような言葉を望んでる』って。フィリップってそうなんですよ。自分も何か期待をしているし、それに応えたい気持ちがある。しのぶさんと一緒の舞台では、毎日が発見の連続で、しのぶさんの興奮している思いや感覚を少しでも感じ取れていたはずだから」とも。

「フィリップとの信頼関係をまとっての挑戦が大きな理由だったと思います」と三浦春馬
「フィリップとの信頼関係をまとっての挑戦が大きな理由だったと思います」と三浦春馬

キャスティングについて、フィリップから指名を受けた三浦。「日本でやるならば主演を三浦と名を出してくれたのはすごく光栄。罪とは、罰とはなんだ、って今まで自分が映像の世界でも板の上でも触れてこなかった感情や、殺人という一線を越えてしまったキャラクターを演じることは、役者人生でもなかなかないことだと思う。挑戦したかったし、その挑戦に寄り添ってくれるディレクターがフィリップっていうところで、この作品と向き合える自信があった」とオファーのあった際は、即答したという。

本作は、「正義のためなら人を殺す権利がある」という独自の理論のもとに殺人を犯すも、罪の意識にさいなまれていく貧乏青年・ラスコリニコフ(三浦)を取り巻く物語。共演は、大島優子、麻実れい、勝村政信、南沢奈央、ほか。大阪公演は2月9日から17日まで、「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)にて。チケットは11000円、12月16日に発売される。

『罪と罰』

日程:2019年2月9日(土)~17日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5)
料金:11000円(全席指定)
電話:0570-200-888
チケットは、2018年12月16日(日)に発売

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