祝再建ライトアップ、奈良・興福寺中金堂
2018.10.21 21:00

約300年ぶりに往時の姿を取り戻した奈良の「興福寺中金堂」(奈良市)で、10月20日から一般拝観がスタート。それにあわせて夜間ライトアップと夜間拝観が始まり、古都の夜が色鮮やかに染まった。

ライトアップ点灯にのぞむ興福寺・多川俊映貫主ら関係者一同
ライトアップ点灯にのぞむ興福寺・多川俊映貫主ら関係者一同画像一覧

奈良時代の創建から7度も焼失し、これまで仮堂だった「興福寺中金堂」。今回、301年ぶりの復興となり、10月7日から5日間、落慶法要が営まれた。

落慶記念のライトアップは、中金堂の特徴的な色である「あか」「あお」に、鴟尾(しび)などにみられる「金」が加わった天平のイメージカラー照明が印象的。「天平への回帰」をコンセプトに、「建築様式を魅せる」「天平の色彩を強調する」にこだわった光と音楽のパフォーマンス(約15分間)が、参拝客を創建時の天平時代へと誘った。

往時の華やかな姿をライティングで表現された「興福寺中金堂」
往時の華やかな姿をライティングで表現された「興福寺中金堂」画像一覧

演出を担ったひとり・美術家の高橋匡太は、「建立されたときの中金堂の姿は、これだけ華やか。実はすごくビビットだったという驚きを、色の美しさや陰影など建築そのものを強調するライティングで表現しています」と説明。この日、大阪府から中金堂内を参拝した40代の女性は、「本当に綺麗で、あまりの鮮やかさに驚いた」と魅入っていた。

ライトアップと夜間参拝は11月11日まで。点灯時間は夕方17時半~夜8時(拝観終了時間は夜7時半)。夜間特別拝観料は大人500円。

取材・文・写真/いずみゆか

『落慶記念夜間特別拝観 興福寺中金堂ライトアップ』

  
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