秋の特別拝観、京都で秘仏の初公開も

2018.10.21 08:00

美しい紅葉も一緒に楽しめる。「第十三番札所 石山寺」(滋賀県大津市)は「如意輪観音半跏像」を特別公開

(写真3枚)

近畿圏内で約1000kmの巡礼路「西国三十三所」が草創1300年。それを記念した『晩秋の特別拝観』が、11月から8つの寺院でおこなわれる。

「西国三十三所」は、近畿2府5県にまたがる33寺院の観音菩薩を順に参拝するもので、巡礼文化の最古とされる。今年、草創1300年を迎えたことから、特別御朱印の授与やスイーツ巡礼などがおこなわれており、『秋の特別拝観』もその一環。京都府・兵庫県・大阪府・滋賀県・岐阜県の8つの寺院で、普段は目にできない非公開のお堂や、美しい観音菩薩を参拝できるチャンスだ。境内の美しい紅葉とともに、秘仏や重要文化財の貴重な寺宝を拝観できる。

初公開される「第十八番札所 六角堂 頂法寺」の秘仏「如意輪観音鞘仏」は、本尊を体内に納めることができる鞘仏(さやぼとけ)

とりわけ「第十八番札所 六角堂 頂法寺」(京都市中京区)では、秘仏である「如意輪観音鞘仏」「如意輪観音像」が初公開されるほか、重要文化財「毘沙門天立像」を間近に拝観することができる。

また、「第十番札所 三室戸寺」(京都府宇治市)では、朝の清々しい時間の20分だけ「観音様の足の裏を拝する会」が催される(期間中の土日祝)。日程は寺院によって異なるため、公式サイトで確認を。

文/太田浩子

西国三十三所草創1300年記念事業『晩秋の特別拝観』

期間:2018年11月~ ※寺院により異なる

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