災害時の情報把握、大阪で豪雨がきたら?

2018.10.5 06:00

豪雨で道が川のようになった被災地の様子 写真提供:MBS

(写真4枚)

地震、豪雨、猛暑、台風・・・と、2018年はまさに「災害の年」となった。いまや日本には安全な場所などなく、「想定外」という言葉は通用しない。災害時には、いったい何を信じるべきか。それを検証する特番が、MBSで10月7日に放送される。

多数の被害者が出た西日本豪雨の報道で浮かび上がった問題といえば、行政が発令する「避難情報」と住民の「避難行動」の不一致。住民らには行政から発される避難情報の意味が正しく伝わらずに「自分は大丈夫」という危機感の欠如もあった。行政からの避難情報が詳細になるにつれ、受け取る側には緊急性が伝わりにくくなっていた可能性もある。

スタジオでは都市機能を停止させる恐れのある豪雨をシミュレーション 写真提供:MBS

番組では、岡山・広島・愛媛のすべての自治体(70市町)にアンケート調査を実施。災害時の課題を聞くと、次々入ってくる情報を少人数で処理しながら避難を促さなければならない行政側の苦悩も赤裸々に。また、避難情報を出す際の判断材料について、気象庁と自治体の認識のずれも明るみになった。

また、都市を襲う大雨についても取り上げる。1000年に1度の雨が降れば、淀川は決壊し大阪の地下街を襲う。都市機能を停止させる恐れのある豪雨のシミュレーションとは? およそ2万5000人が歩く梅田の地下街が浸水したとき、人はどのような避難行動をとるのか、最新の研究から読み解く。放送は10月7日・午後3時から。

MBS『災害列島ニッポン その時、何を信じれば』

放送:2018年10月7日(日)・15:00〜15:54

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