2018年、星の配置は「事故パターン」

2018.9.24 13:23

2018年は、火星ー土星ー天王星のコンビネーションによる配置が頻繁に現れる

(写真1枚)

日本国内で立て続けに起こる異常気象に天変地異。関西を直撃した台風21号に、北海道地震の甚大な被害。この自然災害について、本サイトでホロスコープを担当するカメリア・マキさんに話を聞いた。

事故、事件、災害など、何かが起こる、星の配置の典型的なものは「事故パターン」と呼ばれる火星ー土星ー天王星のコンビネーション。2018年はこの配置が頻繁に現れる、世界規模で希な「危ない年」と言ってもよいでしょう。9月11日までがその影響下にあり、いったんこの配置からは外れるけれど、2019年1月2日から2月14日まで、再び「事故パターン」の星の配置が現れることになります。

では、9月12日を過ぎたら年内は大丈夫か?  と言うとそうでもなくて、4つの天体が180度の位置で交差する「グランドクロス(大十字)」という配置が、9月12日から11月8日まで現れます。これは「人類への試練」を意味し、ノストラダムスの予言書でも有名になった災難を告げる星の配置とされています。こういうめったにない星の配置は、その影響を受ける期間中に気をつけるのはもちろん、入った瞬間と抜ける間際が特に注意というデータもあるので、旅行や住まいへの備えなど、特に気をつけて。来年1月は6日に日食(新月)、21日が月食(満月)と要注意期間中に2回も「食(=政変や天変地異の前触れとされた)」があるので、このあたりも気になるところ。

そもそも西洋占星学とは、「天体の運行と地上の物事との相関関係を追求する」学問で、1970年代にアメリカ合衆国スミソニアン大学(現、スミソニアン・ハーバード大学)の数学科、統計学のカリキュラムとして取り上げられました。データ作成には当時のスーパーコンピュータに膨大な人手と予算をかけて入力が進められ、歴史上のありとあらゆる記録と関連する星の配置が保存されています。

日本では「星占い」というと個人の相性や結婚、金運、仕事運などを見るエンタテインメントと思われがちですが、米国では学術の一種で、学位の取得者は専門家として信頼され、評価されています。ウォール街から政府まで、需要と活躍の場はさまざまですが、天変地異と気象災害は、「気象占星学」という分野で、農作物の管理から人工衛星の打ち上げ時まで取り扱う範囲は幅広いのです。

台風の関西、捜索中の北海道胆振地方、1日も早い復旧をお祈りしています。

文/カメリア・マキ

『カメリア・マキの魔女占い』

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