スポーツビジネスの見本市、大阪で初開催

2018.8.30 15:40

大阪で初開催となった『スポーツビジネスジャパン2018』(30日・大阪市内)

(写真3枚)

今年で3回目を迎えるスポーツビジネスに特化した総合イベント『スポーツビジネスジャパン2018』が30日、大阪「ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター」(大阪市北区)で開幕。初日から多く業界関係者が訪れた。

このイベントは、スポーツ業界の今後の動向を占うカンファレンスのほか、最先端の機器・什器などのテクノロジーを集めた展示、著名施設の裏側を巡る見学ツアーなどで構成。『ラグビーワールドカップ2019』をはじめ、スポーツビジネス機会が高まると予想される大阪で、初めて開催された。

出店ブースには、スタジアムの建設・設計をはじめ、GPSを駆使した選手のデータ化、入場の際の顔認証システムなど、あらゆるスポーツビジネスの最先端技術が結集。そのなかでひときわ注目を集めたのは、世界の先進国で「新しいスポーツ」として認識が広まる「eスポーツ」のブース。今年5月にはJリーグがほかの競技に先駆けて「eスポーツ」に参入、電脳サッカーとも言える「ejリーグ」を開催して大きな話題となったただけに、関係者も真剣な眼差しだ。

「新しいスポーツ」として認識が広まる「eスポーツ」関連のブース(30日・大阪市内)

また、この日は、「北海道日本ハムファイターズ」の前沢賢取締役、プロバスケットボールの「Bリーグ」の葦原一正常務理事による特別講演「これからのプロスポーツビジネスが目指すもの」も開催。話題の日本ハム・ボールパーク構想やスポーツによる地域活性化など、スポーツ関係者注目のテーマとなったことから、開演前から長蛇の列。用意された240席は瞬く間にいっぱいとなり、立見でも聴講したい人々で会場は溢れかえった。

240席があっという間に埋まった特別講演「これからのプロスポーツビジネスが目指すもの」(30日・大阪市内)

同イベントは、30日・31日と開催。31日には、「スタジアムデザインの世界的なトレンド」「スポーツとAI」などのカンファレンスのほか、元シンクロ日本代表・青木愛によるセカンドキャリアに関する講演などが予定されている(一部有料あり)。

『スポーツビジネスジャパン2018』

日時:2018年8月30日(木)・31日(金)
会場:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(大阪市北区大深町3-1)

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