元宙組トップ・朝夏まなと「豹変したい」
2018.7.7 6:00

ミュージカル『マイ・フェア・レディ』で、主役のイライザを神田沙也加とダブルキャストで演じる元宝塚歌劇団宙組トップスター・朝夏まなとが、大阪で取材会をおこなった。

「やはり女性がとっても惹かれるシンデレラストーリーですよね」と魅力を語る
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16年間男役を務め、昨年11月に退団して以降は座り方から「女性」を意識していると話す朝夏。「以前は(両脚を広げて)バーンとしていたのが、今はキュッという感じです」と肩をすぼめて微笑む。

本作はオードリー・ヘプバーン主演の映画でも有名なブロードウェイの傑作。日本では1963年の初演以来愛され続け、2013年には演出家・G2の演出で一新された。ロンドンの下町の花売り娘・イライザのコックニー訛りが江戸弁で表現されるなど、より親しみやすい翻訳・訳詞となり、言語学者ヒギンズ教授との恋模様も繊細に描かれている。

「G2さんは『これは男と女の物語だよ』と。女心をイチから勉強し、豹変したいです」と力強く語る。朝夏と組むヒギンズは、2013年、2016年と同役を軽妙に演じている寺脇康文。「(ヒギンズとの)レッスンの場面はおもしろいやり取りになるので、江戸弁をうまく使いコメディセンスを磨きたいです」と笑顔を見せる。

宝塚時代『風と共に去りぬ』のヒロイン、スカーレットを演じた経験はあるものの、貧しい娘が美しい淑女へと変身してゆく本作は大きな挑戦。「レディへの変化が不自然でないように。女優として舞台に立つからには、本当に男役だったの?と思っていただけるようなイライザでありたいです」と、しっかり目標を掲げる。

身長172センチ、長い脚をすっぽりと包むロングスカートで現れた朝夏まなと
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今年の『第72回トニー賞』ではミュージカル・リバイバル作品賞にノミネートされ、現代人が憧れる女性像としても再び注目を浴びた同作。「正しい言葉遣いを学んだことによって、イライザの内面が成長し自立していくところが素敵」と話す朝夏の、新生イライザに期待したい。本作は9月に東京で開幕し、大阪公演は10月19日から21日まで。チケットは7月14日に発売される。

取材・文/小野寺亜紀

ミュージカル『マイ・フェア・レディ』

日程:2018年10月19日(金)~21日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席12500円、A席9000円、B席5000円
チケットは、7月14日(土)発売
電話:06-6377-3800
URL:http://www.umegei.com/schedule/711/

  
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