映画4本分のショー、USJ新パレード

2018.5.21 20:00

「4年もの期間をかけ、プランニングからデザイン、制作まで、このプロジェクトに費やしてきた」とJ.L.ボニエ社長

(写真3枚)

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で5月17日から始まった夜のパレード『ユニバーサル・スペクタル・ナイトパレード〜ベスト・オブ・ハリウッド〜』。J.L.ボニエ社長が、「夜間のエンタテインメントがどういうものか、再度定義していただきたい」と自信を見せる、新パレードをレポートする。

担当者が、「大ヒット映画をライブで4本観たと感動してもらえるショー。映像、音楽、照明、エンタテイナー、そしてフロート(台車)やそこに乗ってるものの動き、全てをシンクロさせるUSJ独自の演出技術で、映画が目の前を通り過ぎ、映画のシーンのなかに入り込んでしまうよう」と説明する本パレード。

最初に現れるのは、『ハリー・ポッター』に登場するホグワーツ特急の機関車。蒸気を吹き上げながら重厚感ある車体がゆっくりと迫る。一気に映画の世界に引き込まれると、壁面に映し出された空間に吸魂鬼・ディメンターが不気味に集結。杖の先から火花を散らしながら、魔法学校の生徒らが白熱の戦闘シーンを見せる。

「未来的な照明効果になった」というトランスフォーマーのフロートよりバンブルビー
「未来的な照明効果になった」というトランスフォーマーのフロートより戦闘中のバンブルビー

次は、日本で生まれた変形ロボット『トランスフォーマー』より、彼らを乗せたフロートが移動。ロボット・バンブルビーが、建物の壁を破壊するドリラーや宿敵・メガトロンと戦う。また、赤いトレーラートラックの車体が、変形しながら起き上がる様をプロジェクションマッピングで再現した、オプティマスの変形は必見だ。

逃げ出したラプトルとそれを追うエンタテイナー
逃げ出したラプトルとそれを追うエンタテイナー

そこから一変し、街が熱帯雨林に包まれて、恐竜たちが生きる『ジュラシック・ワールド』の世界へ。檻で運ばれるTレックスやステゴサウルスなどが巨大な姿を見せ、パレードの途中では逃げ出した恐竜が沿道のゲストを襲う。

そして賑やかに登場するのが、いまや同パーク1の人気キャラクターとなったミニオンたち。パーティモードに切り替わった通りを、映画『怪盗グルー』シリーズのワンシーンを彷彿させるフロートに乗って、原始ミニオンやキングボブ、さらにボスのグルーらと共にダンス。フロート全長約520メートルにもおよぶ、パレードの最後を締めくくる。

コースは、「ターミネーター2:3-D」横の通路からエントランスへ向かってスタート。4-Dシアターの前を通過後、レストラン「メルズ・ドライブイン」に向かい、「年間パスセンター」前を通ってグラマシーパークへ。その後「スパイダーマン・ザ・ライド」の前を横切り、「ルイズN.Y.ピザパーラー」横の通路がゴールとなる。この間、約10カ所のエリアで沿道の建物にマッピングが投射。それぞれの壁面に合わせた映像が流れる。走行時間は約55分、開催スケジュールは公式サイトにて。

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」

住所:大阪市此花区桜島2-1-33

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