岩田剛典「英語できないとは言えない」

2018.5.18 21:30

「河瀬組ならではの洗礼を受けた」と岩田剛典(18日・大阪市内)

(写真10枚)

フランスの女優ジュリエット・ビノシュを主演に迎え、奈良で撮影された河瀬直美監督の最新作『Vision』。その舞台挨拶が18日、大阪の劇場でおこなわれ、ダブル主演のひとり永瀬正敏と、岩田剛典、メガホンをとった河瀬直美監督が登場した。

河瀬監督から、「たくさんの若い方がいらっしゃる上映会というのを、私は久しぶりでございます。誰のせい?」と話を振られた岩田。多くのファンが会場に詰めかけるなか、「大阪のみなさん、お久しぶりです。鈴(りん)を演じさせていただきました岩田剛典です」と挨拶した。

劇中には英語で演技するシーンがあり、「ヒヤヒヤでした。もちろん台詞もあるんですけど、アドリブの英語に対してアドリブを変換して英語で返すという、めちゃくちゃ難度の高いお芝居を求められたので、本番中も沈黙の時間が何分もあったりとか・・・」と振り返った岩田。

「準備中に『英語できる?』って訊いたら、『ええまあ』って言ったので(笑)」と河瀬監督に明かされると、「全くできませんとは言えなかったでしたね」と苦笑いの表情を見せた。

左から、舞台挨拶に登壇した岩田剛典、永瀬正敏、河瀨直美監督。手前は本編に出演するコウ(犬)
左から、舞台挨拶に登壇した岩田剛典、永瀬正敏、河瀨直美監督。手前は本編に出演するコウ(犬)

「できんねやって思って。でもそれによって、国際的な感覚のなかでの表現っていうものが(養われる)」と河瀬流の教育の一環を無事クリアしたようだ。本作は、奈良・吉野の森に訪れたフランスの女性エッセイスト(ビノシュ)が、森に住む山守の智(永瀬)や謎の青年・鈴(岩田)らと出会う物語。映画は6月8日公開。

『Vision』

2018年6月8日(金)公開
監督・脚本・編集:河瀨直美
出演:ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、岩田剛典、ほか
配給:LDH PICTURES

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