京都の老舗茶問屋による、お茶サロン

2018.4.29 12:00

夏バージョンのお茶の飲み比べセット「茶詠み〜お茶五種飲み比べ」。それぞれに合うスイーツとセットに

(写真6枚)

江戸時代から続くお茶問屋「北川半兵衞商店」(本社:京都府宇治市)が、祇園で手がけるサロン 「祇園 北川半兵衞」(京都市東山区)。お茶飲み比べと抹茶スイーツのセットがお茶好きや観光客の間で話題となっている。

抹茶の卸専門として京都の有名お茶専門店と取引する同店が、「お茶文化は今や斜陽産業となっており、家に急須がない人も増えてきました。そこで、お茶問屋だからこそ提供できる最高級の茶葉で、本来のおいしさを少しでも伝えることができればと、約10年の構想の末、ようやく実現しました」と、今年1月にサロンをオープン。

お茶好きであればぜひオーダーしたいのが、抹茶、煎茶、ほうじ茶、和紅茶、和烏龍茶が、ひと口スイーツとそれぞれセットになった「茶詠み〜お茶五種飲み比べ」(2800円)。これまで提供していた冬バージョンから、5月に夏バージョンに煎れ方が変わっており、お湯の温度は1度、1秒単位で計算尽くされたもの。

玉露に近いほど旨みを味わえる煎茶や、熟成度、煎る時間などすべて専門業者に特注した和烏龍茶と和紅茶など、飲んだ人が味の違いに衝撃を受けてしまうほど。あまりにも茶葉の購入リクエストが多いため、夏頃から一部商品を販売できるよう準備中とのことだ。

「抹茶のデグリネゾン」。焼き菓子には塩気を効かせたり、最後まで抹茶の風味を満喫できる
「抹茶のデグリネゾン」。焼き菓子には塩気を効かせたり、最後まで抹茶の風味を満喫できる

そして、抹茶スイーツを存分に楽しむなら「抹茶のデグリネゾン(飲み物付)」2600円を。旨み、渋み、苦みのバランスをお菓子のために調整した抹茶で作った、チーズケーキ、ゼリー、アイスなど5種類がセットになっており、アイスには味噌を加えて味に変化を付けていたり、抹茶の奥深さを楽しむことができる。

左側に見える壁が、茶箱の板を使ったもの。シックな空間でゆったりお茶をいただける
左側に見える壁が、茶箱の板を使ったもの。シックな空間でゆったりお茶をいただける

店内は、碾茶の茶壷を花器として使用したり、茶箱の板を解体して壁をデザインしたり、「お茶」の世界を感じ取れるようなしつらえに。営業は朝11時から夕方6時まで。

「祇園 北川半兵衞」

2018年1月11日(木)オープン
住所:京都市東山区祇園町南側570-188
営業:11:00〜18:00(20時以降は、紹介制のお酒とお茶のサロンに)
電話:075-205-0880

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