70年大阪万博の希少な資料、民博で展示
万博記念公園にある「国立民族学博物館」(大阪府吹田市)。同館の開館40周年を記念した特別展『太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料』が、3月8日から始まります。
1970年におこなわれた「日本万国博覧会」(大阪万博)。その時「太陽の塔」のなかに入った人は覚えているでしょう。巨大な系統樹と生命の進化を示した模型の数々が展示されていたことを。そして地下空間には世界中から集められた仮面、彫像、民族資料が展示されていました。それらは1968〜69年に「日本万国博覧会世界民族資料調査収集団」によって収集されたものです。そして現在は、国立民族学博物館の所蔵品となっています。
本展では、世界の諸民族の仮面、神像、生活用具など約650点を展示するとともに、収集活動にまつわる書簡や写真をとおして、コレクションの生い立ちを紹介します。展示は4部で構成されていますが、なかでも第3部「太陽の塔に集った仮面と彫像」では仮面と彫像を集中的に展示しており、当時の太陽の塔内部を思わせる仕上がりとなっています。大阪万博を知る世代はもちろん、知らない方々にも見てほしい展覧会です。
なお、万博記念公園のシンボル「太陽の塔」は復元工事を終えて、3月19日から内部公開が始まります(要事前予約)。本展とともに「太陽の塔」内部を見学すれば、感動もひとしおでしょう。
文/小吹隆文(美術ライター)
開館40周年記念特別展『太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料』
期間:2018年3月8日(木)~5月29日(火)※水曜休(3/21開館、3/22休館)
時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
会場:国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
料金:一般420円、大高生250円、中学生以下無料(本館展示も鑑賞可)
電話:06-6876-2151(代)
開館40周年記念特別展『太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料』
太陽の塔オフィシャルサイト
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