干物の幾何学美に迫る会、ニフレルで開催

2018.2.28 10:00

均等に配置され幾何学的に美しく並ぶ干物(写真提供:新野大氏)

(写真2枚)

アジやイワシなどの「干物」をテーマとしたユニークなイベント『HIMONO~その多様性と幾何学美~』が、3月17日に海遊館プロデュースのミュージアム「ニフレル」(大阪府吹田市)で開催される。

今回のイベントには、アラスカやカナダ、カリブ海など世界中の海に潜り、さまざまな生きものたちの写真を撮り続ける傍ら、各国のユニークな干物を独自の視点でカメラに収め、海辺に干してある干物写真だけを収録した著書『干物のある風景』など、執筆活動をおこなう海洋生物研究家・新野大氏が、講師として登場する。

古くからの食文化として、日本のみならずアジアやアフリカ、ヨーロッパなど、世界各国で親しまれている干物は、アジやイワシなどの小型魚類だけでなく、サメやシイラなどの大型魚類まで、その種類や製法は多種多様。また「三角形やひし形などに開かれた干物が連続して並ぶ光景は、幾何学的な美しさを感じさせ、食品の範疇を超えた魅力がある」と新野氏は話す。

さまざまな干物と干物のある風景を写真で紹介
さまざまな干物と干物のある風景を写真で紹介

当日は新野氏と同館長の小畑洋氏による、干物のもつ幾何学的な美しさといったトークのほか、世界最小の干物とも言われるチリメンジャコのなかに混在している生きものたちを発見し、その姿を顕微鏡で観察するワークショップなどが開催される。

会場は同館内のカフェ「イート イート イート」で、料金は1ドリンク付きで500円(ニフレル入館料別途要)。小学生以上(小・中学生の参加は18歳以上の保護者同伴が必要)対象で、メールでの申し込みとなる。詳しくは公式サイトにて。

サイエンスカフェ『HIMONO 〜その多様性と幾何学美〜』

日時:2018年3月17日(土)・10:15〜11:15
会場:ニフレル2Fカフェ「イート イート イート」(大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内ニフレル)
料金:500円(1ドリンク付き、ニフレル入館料別途要)
電話:0570-022060(ニフレル事務局)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本