貴重なタピスリー、姫路で名品展

ソレマニエ・フィニィ工房《マリヤム・ハーノム》 21世紀 千代田トレーディング株式会社蔵
羊毛や絹、麻などを用いてさまざまな絵柄や文様を奏でる「タピスリー」(綴織壁掛)。その世界にどっぷり浸れる貴重な展覧会『イメージを織る』が、2月10日から「姫路市立美術館」(兵庫県姫路市)でおこなわれます。
タピスリーの歴史は古く、古代西アジアや古代エジプト文明の時代までさかのぼります。西洋の綴織はササン朝ペルシャなど東方文化の影響を受けて始まり、中世にはフランドル地方や北フランスで壁面を覆う防寒用具・調度品として発達、16世紀末から18世紀にかけてのバロック・ロココ時代には、装飾性の高い華やかな芸術品として独自の発展を遂げました。日本では明治時代に京都の企業「川島織物」(現・川島織物セルコン)が室内室内装飾織物の先駆者となり、宮中の装飾や勧業博覧会で活躍しています。

本展は「コプト織の世界」「キリムからペルシャ絨毯へ」「西洋の綴織芸術」「明治期の綴織芸術-制作の過程から-」の4セクションで構成されています。なかでも、実業家の松方幸次郎がヨーロッパで蒐集したタピスリー(旧松方コレクション)の《アレクサンドロス大王に許しを請うティモクレイア》は、幅5メートルを超す大作であり必見です。また、明治期の綴織を代表する二代目川島甚兵衞作《花籠金魚鉢模様綴織壁掛》(東京国立博物館蔵)と、同作の織下絵(川島織物セルコン織物文化館蔵)が共に展示されるのも話題です。日頃タピスリーを見慣れていない人も、実物を見ればそのスケールの大きさと精緻な仕事ぶりに感嘆の声が上がるでしょう。最高レベルの綴織芸術を知る絶好の機会です。期間は3月25日まで、料金は一般900円ほか。
文/小吹隆文(美術ライター)
『イメージを織る』
期間:2018年2月10日(土)〜3月25日(日)※月曜休(2/12開館、2/13休館)
時間:10:00〜17:00 ※入場は16:30まで
会場:姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町68-25)
料金:一般900円、大高生600円、中小生200円
電話:079-222-2288
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪・関西ランチビュッフェ2026年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 1時間前 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2026年版、ホテルで食べ放題
NEW 1時間前 -
神戸アフタヌーンティー2026年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 1時間前 -
【大阪】おすすめの手土産2026年、地元メディア取材の最新情報
NEW 4時間前 -
【大阪・関西万博2025】アフター万博&万博レガシーも!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
NEW 4時間前 -
食べてほぐして「仁淀ブルー」でととのう…夏の高知旅[PR]
NEW 2026.7.30 09:00 -
大阪ビアガーデン2026年版、注目の食べ飲み放題をピックアップ
NEW 2026.7.29 11:00 -
新幹線&ドクターイエローが人気ドーナツとコラボ!?[PR]
2026.7.28 08:30 -
大河ドラマ『豊臣兄弟!』解説コラムまとめ【毎週更新】
2026.7.27 15:00 -
大阪アフタヌーンティー2026年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2026.7.27 11:00 -
大阪のナイトプール5選【2026年】
2026.7.24 11:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2026年最新版
2026.7.23 11:00 -
思い立ったら!神戸の駅近リゾートで夏の思い出づくり[PR]
2026.7.22 19:40 -
夏の新潟、市場ハシゴで海鮮三昧、魅惑の日本酒三昧[PR]
2026.7.16 12:00 -
この夏は特急「しおかぜ」に乗って、おトクに四国旅[PR]
2026.7.16 09:00 -
行列店のパン飲みセットが1100円!?お得ワザ[PR]
2026.7.9 11:30 -
「仕事もお金もなくても…」マンゲキで過ごした日々[PR]
2026.7.8 17:00 -
夏は大阪から熊本へ!絶対食べたい人気グルメ&体験3選[㏚]
2026.7.3 12:00 -
大阪難波で高級フルーツてんこ盛りアフタヌーンティー[㏚]
2026.7.1 12:00 -
京町らんまん川歩き、OMOろい旅 in 京都・三条[PR]
2026.7.1 09:00 -
「スターが勝手に生まれる場所」卒業芸人とマンゲキ[PR]
2026.6.30 20:00


トップ
おすすめ情報投稿
Lmaga.jpとは
ニュース
まとめ
コラム
ボイス
占い
プレゼント
エリア






人気記事ランキング




写真ランキング






ピックアップ






エルマガジン社の本

