妖艶なスパイ柚希礼音に共演者も感嘆

左から、ラドゥー大佐と、アルマンの2役に挑戦する加藤和樹、マタ・ハリ役の柚希礼音
世界的に活躍するフランク・ワイルドホーンが作曲し、韓国で大ヒットしたミュージカル『マタ・ハリ』。その日本初演となる舞台が、21日に「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)で開幕し、メインキャストらが公演について語った。
元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音は、第一次世界大戦下に実在した女スパイでダンサーのマタ・ハリ役。「壮絶な生い立ちがあり、過去の自分を嫌い、強く生きようとする女性。そこを思い切り表現し、マタ・ハリにしか見えないと思っていただけるように頑張ります」と凛として語る。

マタ・ハリが神に捧げるエキゾチックな踊りは、名ダンサー・柚希のためにコンテンポラリーダンス界の気鋭・加賀谷香氏が振付、日本版ならではの見せ場になっている。今作の訳詞・翻訳・演出の石丸さち子は、「精神性が深く、それでいて楽しめる美しい素敵なシーン」と話す。柚希も「心から気持ちよく踊れる振付です。マタ・ハリの心の支えがこの“寺院の踊り”なんです」と、大切にしているとのこと。

柚希とW主演の加藤和樹はその踊りを見て、「あ・・・マタ・ハリだ」とただただ驚いたという。加藤はマタ・ハリの運命を変える非情なラドゥー大佐と、彼女と愛し合う戦闘パイロット・アルマンの2役に挑戦。「役の芯の部分では(2役の)迷いや混乱は全くないです。プレッシャーより楽しさが勝っています」と加藤。同じくラドゥー役の佐藤隆紀(LE VELVETS)はWキャストについて、「役者の個性を生かしているので、本当に印象が違いますよ」と言い、アルマン役の東啓介は「稽古場で(加藤が演じるアルマン)役を客観視できたのは貴重で、発見も多かったです」と手応えを感じていた。
取材・文/小野寺亜紀
ミュージカル『マタ・ハリ』
日時:2018年1月21日(日)~28日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13000円、A席9000円、B席5000円
電話:06-6377-3800(梅田芸術劇場)
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