ミュージカルを代表する作品のひとつ『オペラ座の怪人』が27日、６年ぶりに京都で上演。会場となる京都劇場（京都市下京区）で26日、公開舞台稽古がおこなわれた。

フランスの作家ガストン・ルルーの同名小説を基にした同作は、パリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする怪人の悲しい愛の物語。開幕を翌日に控えた劇場では緊張感溢れる稽古が進行し、キャスト、スタッフによって全体の最終チェックが入念におこなわれた。

怪人役の佐野正幸は、「怪人は、孤独に耐え、闇の中で愛に生きる男です。その悲しいまでの愛の様をアンドリュー・ロイド=ウェバーの楽曲を通してお客様にお届けできるよう、１回１回の公演を精一杯務めたいと思います」とコメントした。京都公演は2018年５月20日まで、チケットは公式サイトにて発売中。

写真／野田正明