大阪・ミナミの「よしもと漫才劇場」（大阪市中央区）に出演する芸歴およそ10年以内の若手芸人に贈られる『第３回　上方漫才協会大賞』が2018年１月８日、「なんばグランド花月」で開催。今回から大賞ノミネート枠をさらに広げ、東京・渋谷の「ヨシモト∞ホール」に出演する若手芸人たちも参加することに。代表して相席スタート、おかずクラブ、ニューヨーク、横澤夏子が来阪し、意気込みを語った。

「東京の劇場でも関西芸人の勢いがすごいので、この大会を通じて『日本の首都は東京なんだぞ』ということを知らしめたい」（おかずクラブ・オカリナ）、「すべての賞を獲りたい」（ニューヨーク・屋敷）など気合の入る東京勢。彼らを迎える大阪勢も、「『Ｍ−１』も獲って、『上方漫才協会大賞』も獲りたい」（ミキ・昴生）など、さらなる意欲を燃やした。

同協会の会長・副会長を務める中田カウス・ボタンは、「東京にも力のある、才能を持っている若手芸人がいますし、以前から東京にも漫才協会をつくると話していました。まずは３年大阪でやって、４年目には安定してきたので、このタイミングで東京の若手芸人たちにも参加していただきたいと思いました」と出場枠拡大の意図を語った。

『上方漫才協会大賞』では特別賞、話題賞、新人賞のほか、漫才の台本を称える文芸部門賞、舞台衣装を評価するトータルコーディネート賞も発表され、観客投票による「男前・ブサイク芸人」のランキング結果も公表。観客投票は「よしもと漫才劇場」にて受付中。