バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「読書芸人」特集回で、メイプル超合金・カズレーザーが『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』(中央公論新社)を好きな本として紹介。その著者で日本史学者の呉座勇一さんの講演会が、京都で12月14日に開催される。
40万部を突破しヒットしている同書を、カズレーザーは「謎が多かった応仁の乱を初めてわかりやすく解説した本。結果、応仁の乱がすごく地味だったことが判明した」と説明。確かに、誰もが一度は聞いたことがあるこの戦乱について、正確に説明できる人は少ないだろう。
呉座氏は「源平合戦や関ヶ原の戦いのような『英雄物語』とは対極にある不条理で不毛なドタバタ劇で、小説やマンガ、ドラマ、映画などで扱われることがほとんどなかったからでしょう。にもかかわらず拙著『応仁の乱』がヒットしたという事実は、人々が『英雄史観』にリアリティを感じられなくなってきたことを意味するのではないでしょうか。応仁の乱を描いた創作物や学習マンガなどを入口にして、今私たちが応仁の乱から学ぶべきものは何なのか、考えていきましょう」と話している。会場は「京都精華大学 友愛館アゴラ」(京都市左京区)で、参加無料(申込不要、先着順)。
日時:2017年12月14日(木)・14:40〜16:10
会場:京都精華大学 友愛館アゴラ
料金:無料(申込不要、入場は先着順)
URL:http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/assembly/2017/late/goza/