これで見納め、堺市BMWコレクション会

2017.11.28 06:00

1986年式、生産台数1255台の「BMW1600GT GLAS」(26日・堺市内)

(写真3枚)

これまで、春・夏の恒例イベントとして人気を博してきた『堺市ヒストリックカー・コレクション施設見学会』。その最後の見学会が11月25日・26日、大阪「竹城台倉庫」(堺市南区)で開催された。

会場にずらりと並ぶのは1928年から1982年までのBMW名車49台とマセラティ1台、木型5台など。この名車を収集したのは「カメラのドイ」の創業者である故・土居君雄氏で、1993年にご遺族が堺市に寄贈。保管状態も良好で、世界的にも貴重なコレクションであることから、多くの愛好家から注目を集めてきた。

竹城台倉庫で保管されるヒストリックカー・コレクション(26日・堺市内)

名車たちは、これまで『堺まつり』や『区民まつり』のほか、春・夏の本見学会などで展示されていた。しかし、6月に5年間の長期貸出の活用事業者が「ビー・エム・ダブリュー」「クインオート」共同企業体に決定。名車たちは今後、堺市を離れて天保山にある「GLION MUSEUM」が主な展示場所となり、保存管理も一貫しておこなわれることになる。

「エルベオート」の兼松博さん(右から2番目)。エルビスプレスリーも乗っていたBMW 507ロードスター。生産台数252台、評価額約1億8000万円

10年以上ヒストリックカーのメンテナンスに携わった「エルベオート」の兼松さんは、「少し寂しいけれど名車たちを思えば、もっと多くの人に見てもらえる最高の機会。気持ちよく送り出せる」と思いを語る。同ミュージアムは近代化遺産で赤レンガ倉庫が並ぶ空間であるため、ヒストリックカーを活かす最高のステージ。堺市が誇るBMW名車たちはこれからも、多くの人に感動を与えていくだろう。

取材・文・写真/岡田由佳子

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