カゴをかつげる、歌舞伎の裏方体験

手前が波の音を作る「波カゴ」、モニタ画面と奥に見えるのがビュービューと風を再現する「風音風車」。どれも手にとって音を確かめられる
京都で12月1日から始まる、年末恒例の『當る戌歳 吉例顔見世興行』。今年は中村芝翫親子の襲名披露でもあり、東西の人気歌舞伎役者が集う歌舞伎の祭典だ。その開催に合わせて、歌舞伎の世界に触れることができる『歌舞伎のモノコト展』が、「みやこめっせ」(京都市左京区)の地下1階にある「京都伝統産業ふれあい館」でおこなわれている。
例年おこなわれる「南座」が耐震補強工事のため、今年は「ロームシアター京都」で開催される顔見世興行。その会場の向かいに位置する「京都伝統産業ふれあい館」には、倉庫に保管されていた貴重な資料に加え、実際に歌舞伎の舞台で使われる着物や小道具が展示されている。
なかでも演目の効果音として活躍する「波カゴ」や「雨うちわ」などの鳴り物は、自由に体験可能。誰でも手にとって、波や雨、風などさまざまな音を楽しめる。また、駕籠や馬(前足と後足の2人で操作)といった大きな道具も設置。どちらも乗り込んで記念撮影ができ、力に自信があれば駕籠を担ぐこともできるが、「人が乗るとすごく重くなるので、女性だと持ち上げられないかも」と広報担当者は話す。

入場は無料。顔見世興行の千穐楽・12月18日まで開催され、時間は9時から17時まで。12月3日〜5日には、ミニ提灯やまねき看板、京丸うちわづくりが体験できるワークショップ(有料)も開かれる。
『歌舞伎のモノコト展』
期間:2017年11月17日(金)〜12月18日(月)
時間:9:00〜17:00
会場:京都伝統産業ふれあい館(京都市左京区岡崎成勝寺町9-1)
料金:入場無料(ワークショップは有料)
電話:075-762-2670
『當る戌歳 吉例顔見世興行』
期間:2017年12月1日(金)〜18日(月)
会場:ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
料金:1等席20000円、2等席12000円、ほか
電話:0570-000-489
関連記事
あなたにオススメ
人気記事ランキング
写真ランキング
コラボPR
-
ホテルで贅沢に・・・大阪アフタヌーンティー・2022年最新版
NEW 5時間前 -
【連載】マンゲキ芸人×出囃子ストーリー
NEW 9時間前 -
神戸のおすすめビアガーデン2022年最新版
NEW 2022.6.27 14:00 -
大阪のおすすめビアガーデン2022年最新版
NEW 2022.6.27 11:00 -
傑作オペラ「ラ・ボエーム」、兵庫に上陸 [PR]
2022.6.24 15:00 -
京都・神戸・滋賀のホテルで、アフタヌーンティー
2022.6.24 11:00 -
インタビューまとめ【芸人編】
2022.6.23 17:00 -
京都のおすすめビアガーデン2022年最新版
2022.6.20 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2022年最新版
2022.6.15 08:00 -
夏の風物詩! 京都の川床ランチ&ディナー2022年最新版
2022.6.14 12:00 -
インタビューまとめ【映画・俳優編】
2022.6.10 16:00 -
梅田の高層階で40年…「英國屋」が愛される理由[PR]
2022.6.10 14:15 -
淀屋橋odona、バル遣いのススメ![PR]
2022.6.1 10:00 -
大阪発!とろふわ食感の新チーズケーキ[PR]
2022.5.31 09:30 -
インタビューまとめ【映画・監督編】
2022.5.28 16:20 -
インタビューまとめ【音楽編】
2022.5.5 20:00 -
2022年春、京阪神から最も近い旅先、丹波篠山へ
2022.4.14 10:00 -
関西のヴィーガン・グルテンフリー 京阪神スイーツ&パン
2022.3.24 13:00 -
100年に1度の「猫の日」、モフモフ…まとめました
2022.2.14 12:30 -
華やかスイーツ!関西のいちごブッフェまとめ・2022年版
2022.2.8 11:00 -
魔女からの警告も…、どうなるの?2022年上半期の運勢
2022.1.1 00:01