煌びやかで細密、刀装具中心に200件展示
2017.11.6 13:00

刀剣外装のための金具「刀装具」の金属美を、刀剣や絵画資料なども交えて紹介する特別展『鏨(たがね)の華 ─光村コレクションの刀装具─』が、「大阪歴史博物館」(大阪市中央区)で2018年1月27日から開催される。

粟穂図大小揃金具 荒木東明作 光村利藻旧蔵 個人蔵
粟穂図大小揃金具 荒木東明作 光村利藻旧蔵 個人蔵画像一覧

鐔(つば)など刀剣外装(拵:こしらえ)の金具である「刀装具」は、江戸時代以降に装飾性が増し、金属とは思えないほどの煌びやかで細密な作品が数多く残された。そうした刀装具の技術に魅せられて、3000点以上にのぼる一大コレクションを築き、刀装具の名品を集めた図録『鏨廼花』(たがねのはな)を刊行した人物が、大阪生まれの実業家・光村利藻(みつむら・としも)だ。

【重要文化財】聖衆来迎図大小揃金具 後藤一乗作 個人蔵
【重要文化財】聖衆来迎図大小揃金具 後藤一乗作 個人蔵画像一覧

本展では、「根津美術館」所蔵の光村コレクションの作品を中心に、光村利藻の足跡と彼が魅せられた金属美の世界を、刀装具(うち重文2件、重美1件)、刀剣(うち重美6件)、絵画資料など約200件の作品で紹介。

40年ぶりの一般公開となる京金工・後藤一乗(1791〜1876)の代表作で、赤く発色する銅地に金の諸菩薩を配した鮮やかな刀装具「聖衆来迎図大小揃金具」や、たわわに実る粟穂の粒を表す彫金方法を考案したことで名高い、幕末の京金工・荒木東明(1817〜1870)の「粟穂図大小揃金具」など、刀身とはまた違った、限られた大きさの中に作り込まれた美しい意匠を堪能できる。期間は3月18日まで。

波葦蒔絵合口拵 加納夏雄・柴田是真合作 光村利藻旧蔵 根津美術館蔵
波葦蒔絵合口拵 加納夏雄・柴田是真合作 光村利藻旧蔵 根津美術館蔵画像一覧

『鏨(たがね)の華 ─光村コレクションの刀装具─』

期間:2018年1月27日(土)〜3月18日(日)※火曜休
時間:9:30〜17:00(会期中の金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
会場:大阪歴史博物館 6階特別展示室(大阪市中央区大手前4-1-32)
電話:06-6946-5728
URL:http://www.mus-his.city.osaka.jp

  
  • facebook
  • twitter
  • はてブ