吉田鋼太郎「毒づく藤原竜也にぴったり」
2017.10.18 19:00

シェイクスピア全37作品を上演する企画『彩の国シェイクスピア・シリーズ』。演出・舞台芸術監督を初回よりつとめた故・蜷川幸雄さんの遺志を継ぎ、俳優・吉田鋼太郎の演出によって12月、再スタートを切る。18日に吉田が大阪で会見を開き、共演する俳優・藤原竜也について語った。

「まだ若いのに、世の中や、生き方、人間に対して一家言もっていて、それをすごい勢いでしゃべり散らしているというのは、ぴったり」と藤原竜也のキャスティングについて話す吉田
「まだ若いのに、世の中や、生き方、人間に対して一家言もっていて、それをすごい勢いでしゃべり散らしているというのは、ぴったり」と藤原竜也のキャスティングについて話す吉田画像一覧

キャストには藤原竜也、横田栄司と蜷川作品の常連役者が参加。「一緒に蜷川さんの演出でお芝居をやってきた仲間ですね。僕は、藤原(竜也)くんのことをシェイクスピアや古典をやる俳優としてたいへん尊敬している。今度の役がとにかく毒を吐き散らす哲学者の役で、ぴったりなんですね。彼もお酒を飲んで、いい調子になってくると毒を吐く。『違うじゃない! 違うぜ、鋼太郎!』みたいに(笑)。蜷川さんのもとで一緒にやっていたので、彼がいてくれると非常に心強いです。それは横田くんも同じ」と絶大な信頼をおく。

2代目芸術監督として残り5つの本シリーズに向き合う吉田鋼太郎(18日・大阪市内)
2代目芸術監督として残り5つの本シリーズに向き合う吉田鋼太郎(18日・大阪市内)画像一覧

本作は、お金はいつまでもあると思っていた金持ちの貴族・タイモンが、結局無一文で孤立。最後には呪いと憎悪だけ残し死んでいくという物語。「前半は明るい華やかな世界、後半は打って変わって、恨み・憎悪のシーンが続くが、演出的には『人に裏切られた人間は、絶望と恨みを抱えて死んでいくんだぜ』と提示した芝居にはならない。ただ、『リア王』『ハムレット』などには救われるシーンがあるんですが、これはない。投げっぱなし。お客さまがどう感じるか楽しみ」と話す。

兵庫公演は2018年1月5日〜8日、「兵庫県立芸術文化センター」(兵庫県西宮市)にて。チケットは12500円、各プレイガイドにて発売中。

彩の国シェイクスピア・シリーズ『アテネのタイモン』

日程:2018年1月5日(金)〜8日(月)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール(西宮市高松町2-22)
料金:12500円(全席指定)
電話:06-6377-3888(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)
URL:http://www.umegei.com/schedule/676/

  
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