さまざまな紙の販売やワークショップが楽しめるイベント『紙マーケット』が10月21日・22日の２日間、大阪・中津の印刷屋「レトロ印刷JAM」（大阪市北区）で開催される。

「印刷には使えないけど、紙として問題があるわけではない紙が倉庫にどんどん溜まっていて、なんとかその紙たちを誰かに使っていただけないかと思い始めたのがきっかけ」（レトロ印刷JAM中村さん）と、始まったこのイベント。これまでに３回開催され、毎回多くの紙好きが集ったことから、印刷屋の倉庫からはほとんど紙がなくなったとか。そこで今回、普段同店と付き合いの深い紙屋も参加することとなった。

「紙屋さんの倉庫にはうちとは比べものにならないくらいもっともっとたくさんの紙が眠っていて、極厚の紙もあれば、布みたいなフニャフニャの紙もあったり、どれも興奮する紙ばかりです」と、中村さん。そんな個性的な紙が大きさや厚さ関係なく10枚100円で販売されたり、印刷して断裁の際に出る紙端などテイクフリーで持って帰ることができるブースがあったり･･･と、紙好きにはたまらない空間だ。

そのほか、『ヘビオの動物折り紙』という本を出版しているアーティスト・玉村ヘビオさんによるワークショップ「いきもの折ってみよう！」（21日のみ・無料）や、紙についてとことん話す「紙教室」（各日６回・おみやげつき500円）、めがね綴じ・リング綴じなどさまざまな製本でノートを作ることができるなど、体験コーナーも充実。「レトロ印刷JAM」でフライヤーなどを印刷している飲食店が参加する『純喫茶ジャム』ブースもあり、コーヒーや焼き菓子を楽しみながら、ゆったりと過ごすことができそうだ。イベントは両日10時から19時まで。