平岩紙「太陽の塔を見て泣いてた」
2017.7.29 8:00

「ファブリーズ」のCMやNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』など、存在感のある演技で定評のある劇団「大人計画」の女優・平岩紙。ほぼ劇団メンバーで15年ぶりに再演する『業音』で主演に抜擢された平岩が4日、大阪で会見をおこなった。

意外にも話し出すとさばさばした男っぽさも感じさせる平岩
意外にも話し出すとさばさばした男っぽさも感じさせる平岩画像一覧

初演(2002年)では別の役を演じた平岩。奇妙な結婚生活を強いられる元アイドルの演歌歌手・土屋を中心とした心に闇を抱える人々の悲喜劇に、客席は「えらいもん見てしまった、みたいな空気でした」と当時を振り返る。「先日台本を読み返したんですけど改めて『ああ、こんなに面白い台詞だったんだなあ』と・・・。悲劇なのにゲラゲラ笑って(笑)。でもここで描かれる、介護や貧困やテロなどの社会問題は、15年経った今でも変わってないんだと思いました」という。

土屋は自分から悲劇の連鎖を作り出すような女性で、「私と正反対の人」だと平岩。「誰かにもたれかかって生きようとする感じがすごくあって、『日頃のおこないがそんなんやから、人生そんななんねん』って言いたくなります(笑)。決してカッコ良くはないけど愛着を持っていただけるよう、説得力を持って演じられたら」と抱負を語った。

2000年から「大人計画」に参加し、舞台のほか、TV、CMなど多方面で活躍する平岩
2000年から「大人計画」に参加し、舞台のほか、TV、CMなど多方面で活躍する平岩画像一覧

ポツポツと関西弁が出てることでもわかるように、実は大阪・吹田市出身の平岩。幼い頃は、「万博公園」にもよく行ってたそうで、「太陽の塔の裏側が怖かったんです。黒い太陽が描いてあって、しかも(北側で)影になるじゃないですか? 表を見るとワー! ってうれしいのに、裏行くときは『嫌やー!』って泣いてました(笑)。今でもたまに遊びに行ってます」と話した。大阪公演は、9月21日~24日に「松下IMPホール」(大阪市中央区)にて。チケットは7800円ほか、各プレイガイドで発売中。

取材・文/吉永美和子

日本総合悲劇協会 vol.6『業音』

日程:2017年9月21日(木)〜24日(日)
会場:松下IMPホール(大阪市中央区城見1-3-7)
料金:一般7800円、ヤング券3800円
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)
URL:http://otonakeikaku.jp/2017go_on/

  
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