八嶋智人の劇団、近鉄アート館で初公演
2017.4.10 17:00

俳優・八嶋智人が所属する劇団「カムカムミニキーナ」の新作舞台『狼狽 〜不透明な群像劇〜』が、6月に全国3カ所で上演。主宰で作・演出の松村武が10日、大阪市内で会見をおこなった。

「シュールでも、ナンセンスでも、コメディでも、シリアスでもない。カムカムミニキーナでしかない作品を作るのが目標」と松村(10日、大阪市内)
「シュールでも、ナンセンスでも、コメディでも、シリアスでもない。カムカムミニキーナでしかない作品を作るのが目標」と松村(10日、大阪市内)画像一覧

早稲田大学の演劇サークルのメンバーが中心となって1990年に旗揚げされた同劇団だが、松村と八嶋はともに奈良県出身。2000年以降は毎年、大阪か奈良で公演をおこなっている。「年に1回は関西で公演をやろうと心がけてやってきました。メンバーの関西勢を中心に『笑い』をやってきたのですが、段々ストーリーや演出の仕方にシフトしてきて、2011年以降は、古い神話をベースに演劇でしかできない物語を作るのが特徴」と松村は説明する。

今回の大阪公演では、2014年に復活した「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)の舞台に初めて立つ。「懐かしさがありますよね。この企画はまずアート館でやりたいというところから始まり、三方囲み前提で東京の会場を選んだんです。演出するときは、囲んでる客席の方が得意なんですよね。これまで東京だけでやってた作品もあるのですが、大阪でも1回確立したら、持ってくる作品が広がる」と今後は大阪公演が増えそうだ。

複雑な展開の舞台に「情報量をめっちゃぶちこむ芝居なんですけど、風景のように見てると本質が見える。イメージが流れていった先に、その複雑さがシンプルになる」と松村
複雑な展開の舞台に「情報量をめっちゃぶちこむ芝居なんですけど、風景のように見てると本質が見える。イメージが流れていった先に、その複雑さがシンプルになる」と松村画像一覧

本作は、人気作家のゴーストライター疑惑をきっかけに、作家の住む山村にもうひとつの裏の村が存在することがわかる物語。村自体がどういう二重性を持っているのか、群像劇のなかから徐々に明らかになる。「いろんな人が現れて、なにか隠しているなという人物がたくさん現れる。いま巷を賑わしてる事件ってそうじゃないですか。この人らどこからが嘘で、どこからが本当なのかって(笑)。時代の風潮の一番の注目点だと思う。今回は群像が主役で、全員が犯人じゃないかなと思いつつ展開します」。大阪公演は、6月10日・11日。チケットは一般5500円ほか、5月1日から各プレイガイドで発売される。

『狼狽 〜不透明な群像劇〜』

作・演出:松村武
出演:八嶋智人、藤田記子、吉田晋一、松村武、姜暢雄、新谷真弓(ナイロン100℃)、多田香織(KAKUTA)、芹井祐文、ほか

日時:2017年6月10日(土)・11日(日)
時間:10日=12:00〜/17:00〜、11日(日)14:00〜
会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
料金:一般5500円、U25 3500円、ほか
※未就学児入場不可
電話:090-6328-1076(カムカムミニキーナ)
※チケットは2017年5月1日より発売
URL:http://www.3297.jp/roubai/

  
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