関西で楽しむ、桜の名所(京都編)

2017.4.6 13:00

【関西各地の桜の名所をご紹介 京都編3】

●世界文化遺産を彩る約300本の桜
上賀茂神社(京都市北区)


■例年の桜最盛期:3月初旬〜4月下旬
通称上賀茂神社と呼ばれ、皇族をはじめ、現在も多くの人々に崇敬されている賀茂別雷神社。平成6年には、23万坪の境内全域が「古都・京都の文化財」の1つとして世界文化遺産にも登録された。桜の名勝として知られ、3月初旬から見頃を迎える蜂須賀桜(はちすかさくら)から、紅枝垂桜の斎王桜、みあれ桜、白枝垂桜の御所桜、ヤマザクラなどおよそ300本程度の桜が境内各所を鮮やかに彩る。(京都市北区上賀茂本山339)●公式サイト

●平安時代からの名所には、珍種も多し
平野神社(京都市北区)


■例年の桜最盛期:3月下旬~5月連休
生命力を高める象徴として植樹された桜は、古くより名所として知られている。約60種400本もの桜が1ヶ月ほどかけて順番に開花。魁桜や寝覚桜、胡蝶桜のほか、黄緑色の御衣黄桜など珍しい桜も多い。3月下旬から4月中旬ごろの夜桜には、児童画を照らした竹筒照明も。毎年4月10日に行われる「桜花祭」では、約200名の時代行列が街を練り歩く。(京都市北区平野宮本町1)●公式サイト

●天から降り注ぐ桜のシャワー
原谷苑(京都市北区)


■例年の桜最盛期:3月下旬~4月下旬
※紅しだれ桜は4月上旬~中旬
山間部の原谷にある桜苑で、春と秋だけ一般公開される。4000坪の苑内に200本もの紅八重枝垂れと、薄墨桜、黄桜、里桜など20数種類約400本が染め上げる様は、まさに圧巻の一言。遠くに山桜を眺めながら、ハイキングを兼ねて訪れるのにもおすすめ。3月には梅、秋には紅葉も楽しめる。(京都市北区大北山原谷乾町36/入苑料1500円)●公式サイト

●広大な公園でのびのび桜を愛でよう
京都御苑(京都市上京区)


■例年の桜最盛期:3月下旬~4月上旬
京都御所、仙洞御所を囲む、東西約700m、南北約1,300mの公園。苑内には約1,000本の桜があり、3月下旬から見ごろを迎える。中立売御門近くには、後水尾天皇がその美しさに御車を引き返させたといわれる里桜「車還桜」。学習院跡には松の幹からヤマザクラがはえている通称「桜松」、母と子の森西側はほかより見ごろが遅いカスミザクラなど、古くから京都の人々に親しまれてきた桜の姿を楽しめる。(京都市上京区京都御苑3)●公式サイト

●世界遺産で咲き乱れる200本の桜
東寺(京都市南区)


■例年の桜開花時期 3月中旬
■例年の桜最盛期 4月上旬
世界文化遺産のひとつでもある「東寺」。早咲きのカワヅザクラからソメイヨシノ、シダレザクラなど、約200本の桜が次々と広い境内を彩ります。中でも、樹齢120年のベニシダレザクラの「不二桜」は13mもの高さを誇る圧倒的な存在感。日本で最も高い五重塔と不二桜の、他では見られない貴重なコラボレーションをお見逃し無く。静かにゆったり桜を観賞したい方にもおすすめの穴場スポットです。(京都市南区九条町1)●公式サイト

●遊歩道の両脇に約250本のソメイヨシノ
淀川河川公園背割堤地区(京都府八幡市)


■例年の桜開花時期 3月下旬
■例年の桜最盛期 4月上旬
桂川、宇治川と木津川の3本の川が出合い、大阪湾までつながる淀川となる三川合流の地。宇治川と木津川にはさまれた堤、約1.4kmの遊歩道の両脇は、約250本のソメイヨシノが並ぶ国内有数の桜並木。4/10までおこなわれる毎年恒例の『八幡桜まつり』は多くの見物客で賑わい、薄紅色が空を覆いつくす光景に感嘆の声があがる。土手の緑の芝生とのコントラストも見事です。(京都府八幡市八幡在応寺地先)●公式サイト

●淡いピンクと新緑の美しいコントラスト
石清水八幡宮(京都府八幡市)


■例年の桜最盛期 3月下旬~4月上旬
織田信長や豊臣秀吉による造営・修理を経て、現在の社殿は寛永11(1634)年、徳川三代将軍家光により修造された。平安時代から山一帯は桜の名所として知られ、ソメイヨシノ、山桜、しだれ桜、八重桜といった種類の桜が、見頃には山全体で約1000本にも。山上境内も桜色に包まれ、とくに神苑の枝垂れ桜の老木は圧巻。4月30日まで「男山桜まつり」が催され、民謡や舞楽の奉納や振る舞い茶などの様々な祭典行事もおこなわれる。(八幡市八幡高坊30)●公式サイト

●平安貴族も遊んだ宇治川の桜化粧
宇治川(京都府宇治市)


■例年の桜最盛期 3月下旬~4月上旬
京都府立宇治公園中の島を中心に、シダレザクラやソメイヨシノなど約2000本の桜が宇治橋から上流の川沿いを彩る。開花期間中はしだれ桜のライトアップも。(宇治市宇治塔川)●公式サイト

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