中山優馬、減量で「定食屋の幻覚見た」

2017.3.21 21:30

瀧本智行監督(右)と、岡野プロデューサー(21日、大阪市内)

(写真2枚)

作家・石田衣良の第8回中央公論文芸賞受賞作『北斗 ある殺人者の回心』が3月25日からWOWOWにて連続ドラマ化。その舞台挨拶付き完成披露試写会が21日、大阪市内でおこなわれ、主演の中山優馬と瀧本智行監督が登場した。

ドラマでは、両親から激しい虐待を受け、誰にも愛されることがなくいつしか心の奥に闇を抱えた20歳の青年が、殺人犯として拘留され、審判が下されるまでを描く。主人公の端爪北斗役をオーディションにより勝ち取った中山は、役作りのために2カ月で12キロ減量したそうだが、その過程で「定食屋の幻覚」を見たという。「この作品を撮り終えたら、サバの塩焼き定食を食べるんだってずっと思ってて。で、体重が落ちないときに、夜、外を走ってたら家の近くに結構繁盛してる定食屋があったんですよ。終わったらここで食べる!と思って行ったら、跡形もなくて(笑)」と、幻覚を見るほどまでに作品に入れ込んだことを明かした。

「俺のことはどうでもいいから、とにかく中山が評価されてほしい」と語っていたという瀧本監督
「俺のことはどうでもいいから、とにかく中山が評価されてほしい」と語っていたという瀧本監督

地元・関西での舞台挨拶ということで終始リラックスした様子だった2人。瀧本監督が「中山くんに謝らなあかんことがある」と話し出し、「撮影中興奮しすぎて熱くなることが何回かあって。そのときに、中山くんに向かって『斗真! こっち行け、斗真!』って言っちゃって(笑)。ごめんね」と、これまで『脳男』『グラスホッパー』で生田斗真を撮ってきた監督ならではの失敗を暴露。一方で中山は「それよりも、監督が2カ月で14キロ減量して。僕の12キロが薄れる」と愚痴をこぼしていた。全5話のドラマは、3月25日から毎週土曜午後10時、WOWOWプライムで放送。第1話は無料放送。

『連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-』

放送:2017年3月25日スタート・毎週土曜22:00〜

原作:石田衣良「北斗 ある殺人者の回心」(集英社文庫刊)
脚本・監督:瀧本智行
出演:中山優馬、松尾スズキ、村上淳、宮本信子、ほか

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