ディーン「一緒にピーターの世界へ」

2017.2.17 07:00

ウォーン社から出版された初版『ピーターラビットのおはなし』下絵 インク、水彩、紙/モミの木の下に住んでいるピーターラビット一家を描いたもの©FrederickWarne&Co.,2017

(写真8枚)

作家のビアトリクス・ポターの生誕150年を記念した、『ピーターラビット展』が、「グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ」(大阪市北区)にて、4月2日まで開催中。

これは、国内過去最大規模の原画展となるもので、ピーターラビットの原点から絵本シリーズの世界へ、ペンや水彩で描かれた直筆の原画を中心に、ビアトリクスのスケッチや愛用品など、展示される200件以上がほとんど日本初公開。注目は、オフィシャルサポーターをつとめるディーン・フジオカの音声ガイド。「さあ、僕と一緒にピーターラビットの世界へ行きましょう」と耳もとでささやかれたら、もうたまりません。

湖水地方を訪ね、豊かな自然を満喫するディーン・フジオカ
湖水地方を訪ね、豊かな自然を満喫するディーン・フジオカ

ビアトリクスゆかりの英国・湖水地方をディーンが実際に訪れ、彼女が愛した豊かな自然や、その愛が色濃く反映されたピーターラビットの世界をたどったムービーも会場で公開されている。

ノエル少年への絵手紙の直筆写し インク、紙/文章には、ビアトリクスのウィットに富んだユーモアも散りばめられている ©FrederickWarne&Co.,2017
ノエル少年への絵手紙の直筆写し インク、紙/文章には、ビアトリクスのウィットに富んだユーモアも散りばめられている ©FrederickWarne&Co.,2017

ところで、ピーターラビット誕生のきっかけを知っていますか? モデルはビアトリクスが26歳の時に飼っていたウサギのピーター・パイパー。1893年9月、彼女の家庭教師だった女性の息子が病気だと知り、伏せっている彼を励ますために、ピーターを主人公にした絵手紙を書いて送ったのが、「ピーターラビットのおはなし」の原点です。「ノエル君へ あなたに、なんて書いたら良いのか分からないので、4匹の小ウサギの話をしましょう」ではじまる心温まる絵手紙は、必見です。一般1300円。

 

『ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展』

期間:2017年2月11日(祝・土)〜4月2日(日)
時間:10:00〜18:00 ※入館は17:30まで ※2/19休
会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベント
ラボ(大阪市北区大深町3-1)
料金:一般1300円、大高生1000円、中小生600円
電話:050-5542-8600(ハローダイヤル、8:00〜22:00)

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