通天閣のネオン、衣替えを振りかえる
2017.2.17 12:00

2月のリニューアルでカラーバリエーションが12色に増えた通天閣
(写真4枚)
ディープな大阪を象徴する観光スポットのひとつ「通天閣」(大阪市浪速区)は、陽が暮れるとライトアップされ、夜の大阪にその姿を浮かび上がらせる。1957年に設置されて以来14代目のデザインとなるネオンサインが、2月10日に登場。その変遷を振りかえってみる。
新世界と呼ばれるこの地に作られた初代通天閣は、1912年に遊園地「ルナパーク」のシンボルタワーとして誕生。当時はパリの凱旋門の上にエッフェル塔が乗ったような奇抜なデザインだった。その後1943年に火事にまきこまれて解体、現在の姿は1956年に再建された2代目となる。

再建の翌年にはネオンサインに灯が入り、広告主となる日立の文字が60年間点灯。四方のネオンには企業ブランドや製品広告のほか、公共メッセージも掲げられ、『日本万国博覧会』が開催されるまでは「日本万国博」(1967〜1970年)の文字が、また『阪神・淡路大震災』が発生した翌年には「防火・防災街づくり」(1996〜2001年)など、時勢に合わせたメッセージが掲出されてきた。残念ながら今回のリニューアルではメッセージはなくなり、その代わりにネオンカラーが12色、大時計盤がデジタルビジョンに変更。月ごとにライトアップの色が変わったり、時計に動画が流れるようになる。

通天閣観光の西上雅章社長は、「ネオンは通天閣の洋服のようなもの。今回は還暦のお祝いのリニューアルであり、これまで以上に華やかに着飾っていただいた」と喜ぶ。「新たなスタートとして、日本一おもしろい塔を目指す」とも話し、今後も地域のシンボルタワーとして愛され続けることだろう。
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 32分前 -
「何度も見たくなる」ファン続出、宇治×京アニ秘話[PR]
NEW 2025.9.12 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.12 14:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
NEW 2025.9.12 13:30 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.9.12 10:00 -
万博で日本一やかましい祭!? 三重の魅力を1日で堪能[PR]
NEW 2025.9.12 07:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.11 12:00 -
カード利用で街がもっと便利に。アメックスで繋がる輪[PR]
2025.9.8 07:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.9.1 10:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.8.16 08:30 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00