期間限定店だった「ＤＥＡＮ＆ＤＥＬＵＣＡ京都」（京都市中京区）が、１カ月の改装を経て、１１月２９日に常設店としてオープン。コンセプトは同ブランド初となる「日本の食文化」、なかでも京都の「おいしいもの」のラインアップが充実している。

より広くなった物販コーナーでは、日本の職人技をテーマに、作り手にこだわりった京都店だけの特別編集で商品をセレクト。おだしの老舗「うね乃」や麩専門店「麩太」、美山の湯葉工房「ゆう豆」、ちりめん山椒の「津乃吉」など、京都の名店の味も盛りだくさん。京都の土産探しもここで一気にコンプリートできる。

さらに、女心を掴んで離さないのがスイーツコーナー。「コレット」のタルトや「ラヴァチュール」のタルトタタン、「クラウス」のチョコレートタルトなど･･･あちこち買いに走らずに京都の名店スイーツが買えるなんてうれしい限り。ベーカリーも同じく、「アルチザナル」や「アペリラ」、「ロワゾー･ブルー」など全６店舗（スイーツもパンも、日によって入荷がない場合もあり）が揃う。

ほかにも、国産チーズの先駆者と呼ばれる北海道「共同学舎新得農場」や、スペイン仕込みの製法でハムやサラミを作る福岡の「ＩＢＩＺＡ ＳＭＯＫＥ ＲＥＳＴＡＵＲＡＮＴ」など、有名無名を問わず、バイヤーが全国で見つけた本当にお薦めしたいものだけをセレクト。今回のオープンを機に約２５０アイテムが追加されている。カフェでは店頭で販売している惣菜やスイーツ、パンもいただけ、来年３月には中庭にテラスも登場予定。

取材・文／天野準子