小林聡美&片桐はいり、大阪に挑む

2016.10.30 18:00

舞台『あの大鴉、さえも』に出演する小林聡美と片桐はいり

(写真3枚)

今年9月から舞台『あの大鴉、さえも』の公演を行ってきた女優の小林聡美と片桐はいりが、11月10日から「ABCホール」(大阪市福島区)で行われる大阪公演の告知のために来阪。半日密着し、2人に話を聞いた。

「今回は人情劇ではなく、与えられたテーマで私たちがどう動くかを眺めて楽しんでいただく舞台」と小林が話すと、片桐は「自由度が高く、その日の会場の空気で雰囲気が変わります。同じシーンでも静かな日もあれば、笑いが起こる日もあります。ジャズバンドのセッションのような感じですかね」と説明する本作。この2人に藤田桃子を加えた3人が男性を演じる。

この舞台は「演じる」よりも「感じる」要素が強く、会場の反応にも影響を受けるという。「大阪のお客さんがどんな反応をするのかすごく楽しみ(小林)、「女性3人がおじさんを演じるのがまず面白いと思います。それを日本一リアクションがいい大阪の人がどう見てくれるか。う~ん、わからないですねぇ(笑)」(片桐)と、2人とも大阪公演に期待を寄せる。

通常の会話でも息がぴったりの2人
通常の会話でも息がぴったりの2人

そんな彼女たちに大阪でお気に入りの食べ物は?と訊ねたら、同時に「やっぱり、これだよね」とテーブルの上に乗っていたきんつばを指さす。「出入り橋(大阪・梅田近く)のきんつばおいしいですよね。ね?、みんな好きですよね」と笑顔で同意を求める片桐、「そう、あそこのお店、(店舗ビルが)きんつばのカタチをしてますよね」と小林。過密スケジュールのなか、この甘いきんつばで少し元気をチャージしたようだ。

ラジオ収録中。舞台のPRで過密スケジュールをこなす、小林聡美と片桐はいり(28日、大阪市内)
ラジオ収録中。舞台のPRで過密スケジュールをこなす、小林聡美と片桐はいり(28日、大阪市内)

その後、放送局のラジオブースへ移動した2人は、一流女優とは思えないほどのノリの良さで、ブース外からの撮影にもリアクションをとる見事な女優魂。いまはPRで精力的にカラダを動かす彼女たちだが、本番ではもっと大きな動きで「汗も丸見え」(片桐)と話す渾身の舞台は、ぜひ大阪会場で。

取材・文・写真/谷知之

舞台『あの大鴉、さえも』

作:竹内銃一郎
上演台本:ノゾエ征爾
演出:小野寺修二
出演:小林聡美、片桐はいり、藤田桃子

日程:2016年11月10日(木)〜13日(日)
会場:ABCホール(大阪市福島区福島1-1-30)
料金:7,800円(全席指定)
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本