京都の工芸を家電に、パナソニックと合作

2016.10.28 18:00

(左上から時計回りに)開化堂のコンパクトスピーカー、公長齋小菅のLEDペンダントライト、中川木工芸の木桶、細尾のスピーカー式間仕切り

(写真6枚)

日本を代表する家電メーカー「パナソニック」が、西陣織や木桶など京都の「伝統工芸」を受け継ぐクリエイティブユニット・GO ON(ゴオン)とコラボ。人の五感や記憶に響く新たな家電を開発し、28日にはそのプロトタイプの発表会が京都市内で行われた。

伝統工芸を技と素材に解体し、まったく新しい「モノづくり」を推進することを目的に、手作り茶筒の「開化堂」、京指物の「中川木工芸」、竹工芸の「公長齋小菅」、茶陶の「朝日焼」、西陣織の「細尾」、京金網の「金網つじ」という6社の若手後継者で、2012年に結成されたGO ON。今回、「パナソニック」のデザインチームと約1年にわたり、試行錯誤しながらそれぞれが新たな家電を開発した。

蓋の開閉に合わせて音が鳴り、音の振動を手のひらで感じることができる新感覚のコンパクトスピーカーや、IHの非接触給電を使用して、川の流れのごとく野菜や果物を冷やす木桶、竹の編みが生み出す自然なリズムの陰と光を楽しむLEDペンダントライト、生地に手が触れると、そこに織り込まれた金銀箔がセンサーとなり音を奏でるスピーカー式間仕切りなど、人が生活することの豊かさを見つめ直して誕生した家電が並んだ。

(前列)クリエイティブユニット・GO ONのメンバー(後列)パナソニック デザインセンターのメンバー
(前列)クリエイティブユニット・GO ONのメンバー(後列)パナソニック デザインセンターのメンバー

「開化堂」取締役の八木隆裕さんと「パナソニック」の中川仁さんは、今回のプロジェクトについて「工芸品は10年、20年と、使えば使うほど味が出て価値があがるという、家電にはない魅力がある。使い込んで、お子さん、お孫さんと次の代にも伝えて使っていただきたい。また、量産によって味気なくなった音楽や照明などを見直すきっかけになれば」と話す。商品の一般発売は未定。

『Kyoto KADEN Lab.』

クリエイティブユニット「GO ON」

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