Crystal Kay「自分に自信がなかった」

2016.10.10 12:00

今年2月には3年ぶりのツアーにて大阪でライブをしたCrystal Kay

(写真2枚)

若い女性を中心に『Boyfriend -partⅡ』で人気に火が付き、『恋におちたら』などヒットを連発して幅広い世代に支持されてきた歌手・Crystal Kay(クリスタル ケイ)。あれから約10年、先日リリースされたバラード『Lovin’ You』では、グッと大人っぽくなり、聴く人に寄り添うようなやさしい歌声を披露。ここ最近、活動していない空白の時間があったのだが、そのときに何か変化があったのだろうか。『EX SHOW 2016』にゲスト出演するため来阪した彼女に、その真相を聞いた。

「あ、私めっちゃ日本人なんだなって実感した」(Crystal Kay)

1999年に13歳という若さでデビュー。当時から「世界で歌いたい」という夢があり、2013年に渡米し、2年間ニューヨークで音楽活動を行っていたという。「小さい頃からずっと洋楽を聴いて育ったこともあって、日本のシンガーだけど、世界でも歌を届けられるようにいつかなりたいなって思ってて。2012年にアルバム(10th『VIVID』)を出して、舞台(『DANCE EARTH 〜生命の鼓動〜』)にも出演して、そのあとに時間があったんで、このタイミングじゃないかってことで、一人でニューヨークに行きました」。

アメリカ人と韓国人を両親にもち、神奈川県横浜市で生まれ育った彼女。初めてのニューヨークでは一人暮らしをしながら、音楽活動を開始した。「毎日のようにスタジオに入って計60曲以上作ったり、店に飛び入りで入って歌ったりしました。アメリカの人はすごく直球。好きじゃなかったらそう言うし、お客さんの反応が素直でわかりやすい。歌が上手い人なんていくらでもいるから、チャンスを絶対にゲットするぞっていう気持ちでいかないと難しい世界だった。特にニューヨークはいろんな人種の人が集まってるから、自分をしっかり持ってないとすぐに流されちゃう」と、日本との違いを振り返る。

「そんななかで、いざという時に自己アピールがうまくできなかったり、ガツガツできなくて、あ、私めっちゃ日本人なんだなって実感して。ずっと日本生まれ日本育ちで、奥ゆかしいとか遠慮とかそうゆう感覚が身体に染みこんでた。アメリカではみんなできなくてもできるって言って、とりあえずやってみるみたいな。でも私はそれができなかった。悩んで、対人恐怖症のクラスとか受けました(笑)」。

Crystal Kay『Lovin' You』

プロデュース・作詞:松尾 潔 作曲:坂詰美紗子
2016年9月14日(水)発売
CD+DVD(初回限定盤) UICV-9208 1,700円(税別)
CD(通常盤) UICV-5056 1,200円(税別)

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