生田斗真、10年ぶりに新感線の舞台に

2016.8.4 08:00

「斗真みたいな男が吸血鬼で平安時代の生まれ変わりっていうと、安っぽい少女マンガになりかねないと、宮藤くんに頼んで一筋縄ではいかない物語になった」という演出のいのうえひでのり

(写真2枚)

劇団☆新感線が、8月から秋にかけて東京・大阪などで上演するロック活劇『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』の大阪公演のチケットが8月5日に発売。脚本に宮藤官九郎、主演には10年ぶりに新感線の舞台に立つ生田斗真を迎えて行われる。

初主演の舞台が劇団☆新感線の『Cat in the Red Boots』だった生田は、「久しぶりに帰ってこられた。新たな気持ちでしっかり務めていきたい」と話す。本作で吸血鬼を演じるという設定には、「(顔が)やっぱ、濃いいから」と主宰で演出のいのうえひでのり。「宮藤くんも言ってましたけど、Too Much感があるので、普通のハンサムな男よりも行きすぎた設定の方が良いと、最初から決まってました」と、『Cat in 〜』が終わったときから吸血鬼ものの構想があったという。

公演ヴィジュアルより
公演ヴィジュアルより

大阪公演の会場は、音楽の殿堂「フェスティバルホール」(大阪市北区)。「打倒X(JAPAN)みたいなつもりで、激しい曲もある」といのうえが話すほどライブシーンには力を入れており、生田は「ちょっと声が裏返るような独特の歌い回しとか、ヘナヘナした動き方」をガンズ・アンド・ローゼズのボーカリストのアクセル・ローズなどを参考に研究しているという。

今年4月には本格時代劇『乱鶯(みだれうぐいす)』を上演した新感線。切ない作品だった前作とは一転、今回は劇団の本領発揮ともいえる「ハチャメチャな設定で、かなり笑えるものになってる。宮藤くんの本なんで普通じゃない」といのうえは話す。平安時代から生き続けるヴァンパイアが、現世ではヴィジュアル系のバンドでボーカルとなり、理想の女性を追い求めるというストーリー。大阪公演は10月19日〜31日。チケットはS席13,800円ほか、8月5日より各プレイガイドで発売される。

2016年劇団☆新感線夏秋興行 SHINKANSEN☆RX『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!』

作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
出演:生田斗真、小池栄子、中村倫也、神山智洋(ジャニーズWEST)、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、篠井英介、徳永ゆうき、紘毅、松田 翔、ほか
日程:2016年10月19日(水)〜31日(月)
会場:フェスティバルホール(大阪市北区中之島2-3-18)
料金:S席13,800円、A席11,500円、B席9,500円
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)

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