神戸・須磨寺で恒例の一大茶会

2016.5.2 16:00

「第35回須磨大茶会」(4月2日・大本山須磨寺)の様子

(写真3枚)

気軽に本格茶席を楽しめる「第35回須磨大茶会」が4月29日、神戸市の「大本山須磨寺」と「須磨温泉寿楼」で開催された。ご婦人を中心とした参加者たちは、表千家の本格的な抹茶と照浪庵小笠原流の自由な煎茶、2つの茶席をゆったりと楽しんだ。

本茶席は1980年にスタート。阪神・淡路大震災のあった1995年から2年間は中断されたものの、今年で35回目を迎える一大茶会だ。まず一つは本坊で行われた表千家の抹茶。お茶の先生が参加者と間合いを取りながら茶道具や掛け軸、お茶菓子の説明で談笑。中庭の日本庭園をロケーションに気品と伝統が漂う。

本坊で行われた表千家の抹茶。日本庭園の美しさにおいしさもひとしお
本坊で行われた表千家の抹茶。日本庭園の美しさにおいしさもひとしお

もう一つの会場では、抹茶ではなく玉露の煎茶。照浪庵小笠原流煎茶は20代目という歴史の深い流派。たくさんの玉露の茶葉をぬるめのお湯でじっくりと蒸らして、2回に分けていただく。1杯目はお茶の甘味を、間にお菓子を挟んで2回目はすこし苦みが出るお茶の変化を楽しむ。同流派の最高顧問・藤波芳子さんは、「表千家の本格的な抹茶が大名たちの茶席であるなか、煎茶は市民の茶席。敷居が下がる分、気楽に自由に楽しめる」とその魅力を語る。

茶席では、掛け軸や花入れ、茶器や茶碗など見所の説明が行われる
茶席では、掛け軸や花入れ、茶器や茶碗など見所の説明が行われる

大茶会は年に1回の開催。最寄り駅まで続く須磨寺駅前商店街には、老舗のお茶屋さんお菓子屋さんが並んでいるので、その道中も楽しみのひとつになっている。

取材・文・写真/岡田由佳子

「大本山須磨寺」

住所:神戸市須磨区須磨寺町4-6-8
電話:078-731-0416

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