相葉裕樹「歌に自信が無かった・・・」

2016.4.19 19:00

舞台映えのする身長180cmのスラリとしたスタイルと甘いマスクを持つ相葉裕樹

(写真4枚)

2005年にミュージカル『テニスの王子様』で初舞台、2009年には『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンブルー(池波流ノ介)役でお茶の間からも人気を集めた相葉裕樹。7月に錦織一清演出のミュージカル『グレイト・ギャツビー』への出演が決まった彼に、大阪市内で話を聞いた。

舞台を中心に映画、ドラマ、声優として幅広く着実に経験を重ねる相葉。昨年はミュージカルで鹿賀丈史、市村正親ら大御所ふたりの息子役を務めるなど、年々成長し続ける彼だが、元々は歌に自信がなかったという。「デビュー前、ダンススタジオの友達とグループを作ってストリートライブをしていたんですが、僕だけソロパートをもらえなくて(笑)。そこからなんとなく苦手意識が・・・。その頃に比べると成長したかなと思いますが、周りの若手もすごく努力しているので、もっともっとやらなきゃって思いますね」。

人当たりが良く、気さくに話す相葉
人当たりが良く、気さくに話す相葉

デビュー当時は舞台中心に活動するとは思わなかったと言うが、「(今は)どの舞台も稽古は辛いけど、ステージに立って拍手をいただけることで全ての苦労が報われる。その生の感覚というのはやっぱり舞台でしか味わえない。当時は想像していなかった未来にいるけど、仕事をしていくなかで『今自分は何をするべきか』というのは常に考えていて。それにもうすぐ30歳になるので、変わっていかなきゃという思いも強い。今は、自分のできる範囲以上の作品に挑戦したい」と話した。

そんな彼が挑む本作は、アメリカ文学を代表する作品のひとつで、1920年代のニューヨークを舞台に、大富豪ジェイ・ギャツビーの謎を暴いていく物語。内博貴演じる若き大富豪・ジェイの優しい隣人ニックを演じる。「原作と同じならば、ニックの視点で描かれることになる。ストーリーテラーとしての役どころは初めてですし、責任重大だなと思いますが、こんなこともできるんだというのをお見せしたい」と語った。関西公演は、「ロームシアター京都」と「新神戸オリエンタル劇場」にて。チケットは5月28日より各プレイガイドで発売される(S席10000円ほか)。

取材・文・写真/黒石悦子

ミュージカル 『グレイト・ギャツビー』

演出:錦織一清
脚本:羽原大介
出演:内博貴、相葉裕樹、愛原実花、山口馬木也、木村花代、コング桑田、高田翔(ジャニーズJr.)、岡本悠紀、岸田敏志

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