紫吹淳「舞台ではTVと違う自分を」

稽古中は共演者に姫、お嬢と呼ばれることも。「ゆったりと時が動くね」と言われたりもするそう
元宝塚歌劇団月組トップスター、女優の紫吹淳が、4月8日~10日に「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で行われるエンターテインメント・ショー『GEM CLUB(ジェム・クラブ)』に出演。役者としての自分、そしてバラエティに登場する自分について語った。
「最近はテレビの露出も多く、バラエティのイメージも強いみたいで、バラエティのイメージしかない人にもぜひ観てほしい。私自身としては久しぶりに踊るので、ちょっと体力的に心配なところもありますが、『ほら違うでしょ』っていうのを感じとってほしい。本当になんにもできない人だと思われているから。『ばあやの人』って呼ばれることもありますが、この舞台はばあやがいないのでしっかり観てほしい(笑)」と熱弁。本作では、タンゴ、ヒップホップなどのダンスや、ラップにも挑戦したり、宝塚歌劇時代のファンにとっても、新たな一面が楽しめそうな内容に。
役柄は、夢あふれる若い才能の原石(GEM)たちが出演するショーハウスのオーナー。作・演出・振付を担当し、ショーにも出演する玉野和紀が紫吹をイメージして脚本を書いたそう。「役は考えて演じるタイプではないですね、どちらかというと『おろす』タイプ。最近も、舞台で何度か共演した方に『(役柄について)考えないんだね』と言われたこともあります。宝塚歌劇時代から今日の芝居はすごくよかったと言われても、二度とできない。なので、よく怒られました。3歩歩くところを4歩歩いたでしょう、とか。若いうちはTPOに合わせていましたが、トップになったら自由にしていましたね」と、宝塚歌劇時代も振り返りながら、役作りについて語った。
また、目指す存在は当時から変わることなくオンリーワン。「とにかく、宝塚歌劇時代から個性にこだわってきて、誰かを目指すことはなかった。今も、バラエティにも出たりしているので、オンリーワンになっているのかなと思うのですが。ちなみに舞台は(役を)作っていますが、テレビはなんの計算もなく、素です。何がおもしろいのか、なんで番組に呼んでいただけるかは分からないんですけれども。この年になっても貫いてきて良かったなと思っています。後悔はないですね」。また、トップ時代から素の状態は変わることはないそうで「舞台では男役を追究しますが、オフの時はこのまんま。舞台しかご存じない方は、『あんなんなっちゃって』と思われることも。でも、私のファンは一緒だって知ってくれています。今の私について文句を言う方はいらっしゃらないですね。もっと舞台に出てという声はありますけれど」と、終始朗らか。

常に笑顔が絶えない紫吹とあって、記者からストレスについての質問も。「タカラヅカ時代から何の悩みもないでしょって言われてきたんですよ。どうしてそう見えるんでしょうね。ないわけないじゃないですか。いやなことがあっても公演はやらなければいけない、そういう意味で鍛えられましたよね。障害があったら、向き合って消化して前に進む。そうなると残りの時間は楽しいじゃないですか。それを心掛けていたら、こんなになっちゃっていました」。舞台上で切磋琢磨してきた紫吹淳、その姿はステージでしか出会えないのだ。
SHOW HOUSE『GEM CLUB』
期間:2016年4月8日(金)~10日(日)※開演は日程により異なる
場所:サンケイホールブリーゼ
料金:S席9,800円、A席8,000円、U-25当日引換券5,000円(25歳以下、4/10除外)
電話:06-6377-3888(梅田芸術劇場)
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