辰吉丈一郎「仕事やなかったら変態や」

2016.2.11 23:30

阪本順治監督(左)と辰吉丈一郎

(写真2枚)

「浪速のジョー」ことプロボクサー・辰吉丈一郎を20年間追い続けたドキュメンタリー映画『ジョーのあした-辰吉丈一郎の20年-』の完成披露試写会が10日、大阪「ABCホール」(大阪市福島区)でおこなわれ、辰吉丈一郎と阪本順治監督が登壇した。

「辰吉コール」で迎えられた辰吉は、「自分が映画になるなんてみなさん経験無いでしょうけど、ホンマこっぱずかしいこと。阪本監督はしつこい。気付いたら20年経ってたって感じ。ある意味監督って仕事やなかったら変態や。あと最後に一言、僕はまだ現役です。まだ残りあるので監督には続けんかいって言いたい。この映画は始まりや」とコメント。

阪本監督は、「辰吉くんは20年変わらない。そのおかげで自分も変わらずにいられた気がする。この映画は自分の20年の確認。自分でも観てみたいと思ったから作った。辰吉くんの顔はカメラを向けたくなるツラ構え、俺は変態やから(笑)。最後に、辰吉くんの20年はみなさんの20年でもあります。映画に映ってない隙間はみなさんの思い出で埋めて欲しい」と語った。

観客と記念撮影する辰吉と阪本監督
観客と記念撮影する辰吉と阪本監督

300人の観客を前に、2人の出会いや本作への熱い思いなどを披露。父と子の絆、家族への愛、親としてそして1人のボクサーとしての心境の変化を克明に記録した映画は、2月20日より「シネ・リーブル梅田」「塚口サンサン劇場」で、関西先行公開される。

映画『ジョーのあした-辰吉丈一郎の20年-』

2016年2月20日(土)公開
監督:阪本順治
出演:辰吉丈一郎、ほか
配給:マジックアワー

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