シャッター商店街、高砂の本屋の挑戦

左からスタッフの楠本朋子さん、七島倫恵さん、石原真喜子さん
昭和時代は活気にあふれた兵庫の高砂銀座商店街。昔から続いているお店は4軒。今や、ほとんどシャッターが閉じている状態を打破すべく、9月18日に本やリトルプレス(自費出版)を取り扱う[本と。]を含め4軒のお店がオープンし、盛り上げにひと役買っている。
[本と。]は、いわゆる書店とは全く異なる作りに。店員は、紙と古本好きという共通点から集まった6人の高砂住民。育休中の店長・七島倫恵さん以外は、別に仕事をしているため店番は交代制に。古本が並ぶコーナーは『まちの本棚』として、本を自由に借りれる上、好きな時に返却できると、まるで図書館のような役割も担う。
また少数部発行のため入手しづらいリトルプレスの販売や、全国からフリーペーパーを厳選し無料で配布。「このエリアでは買える場所がなかなかないので、さまざまなジャンルで私たちが読みたいものを集めています。なかにはほかのお店では完売していてもこの店に残っているということもあるんです」と七島さん。また地元の方が作った雑貨やイラストのグッズなども販売し、ほかにはない品揃えを目当てに訪れる人も多いそう。

「商店街が全店オープンするまでは遠いのですが、ちょっとずつでも人が集まる場所になれば」と、11月15日には初めての『一箱古本市』を開催。「でも、この12月には近所のスーパーが閉じてしまうので、街の人々がどこで気軽に買いものをすればいいのかという悩みも・・・。でも、自分たちの町の魅力を伝えていきたいので、今後は実際に自分たちのリトルプレスを作って発信していきたいですね」。
また、同日にオープンしたのは江戸時代の建築を生[輪カフェ〇]、アンティーク雑貨店[クリーブス]、毎月第3土曜に開催する[朝ごぱん市アンテナショップ]。そのほかにも周辺のヘアサロン、カフェや雑貨店がイベントを行ったり、町が充実しつつある印象。現状このチャレンジショップは6カ月限定とのことなので、街ぐるみでの動きも楽しみにしたい。
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