奈良に鹿の舟、観光案内とくつろぎを

2015.11.20 22:19

複合施設[鹿の舟]

(写真7枚)

11月19日に、奈良の観光案内所「ならまち振興館」がリニューアル。奈良の雑貨店&カフェ[くるみの木]オーナー・石村由起子さんがプロデュースする3つの建物からなる複合施設[鹿の舟]に生まれ変わりました。

大正時代に建てられた邸宅を改装した「繭(まゆ)」が、観光案内をひきつぎ、さらに、昔ながらの生活文化を体験できるワークショップも開催。奈良の歴史や言い伝え、郷土料理などについての図書を閲覧できる読書室は、奈良の名品・白雪ふきんのかやが吊されていて、とても居心地がいい。

2つめの建物「竈(かまど)」は、食堂&グローサリー。薪で炊いたごはんを定食でいただける。「奈良の魅力の一つとして”朝”があります。奈良の朝の空気感を観光客の方に感じていただき、地域住民の皆様にも見直していただくきっかけとして朝ごはんを提供します」と石村さん。大和真菜やはやとうりなど、奈良の伝統野菜や梅干し、大和牛のしぐれ煮など、県産の食材も味わえ、販売も。

おかず3品が付いた昼ごはんは、1,080円。朝ごはんは、おかず1品が付いて550円。このほか天ぷら3品540円、大和牛のしぐれ煮350円、梅干し、生卵各100円などの単品もあります
おかず3品が付いた昼ごはんは、1,080円。朝ごはんは、おかず1品が付いて550円。このほか天ぷら3品540円、大和牛のしぐれ煮350円、梅干し、生卵各100円などの単品もあります

「こちらが建築中の囀(さえずり)。建物の前にはデッキもできて、外でもごはんを食べられます。店内は吉野杉の柱がすがすがしいんですよ」とプロデューサーの石村由起子さん。

3つめの建物「囀(さえずり)」は、喫茶室&雑貨店で、12月17日にオープン。石村さんが好きな作家さんたちの作品を手にとれるほか、ハンドドリップのスペシャルティコーヒーを飲みながら、パンのモーニングメニューが味わえるとのこと。建築家の中村好文さんが設計した建物の周りには田んぼや畑、和のハーブ園も。場所は、雑貨店などが点在するならまちの南端。いつ行ってもほっとくつろげる場所になりそうです。

[鹿の舟]

2015年11月19日(木)オープン(一部12月17日オープン)
住所:奈良市井上町11
時間:9:00〜17:00(繭、無休)、8:00〜18:00(竈、水曜休)
電話:0742-94-3500(繭)、0742-94-5520(竈)

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